西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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自分の作業場

2017-04-10 13:41:35 | Weblog
自分の机は文字、譜面を書いたり録音したり、そして工作台にもなる。
昨日は半田付け作業だった。
半田付けなど数十年前から日常で必要に応じてやっていたし、その工具なんて何処の家庭にもあるもんだと思って暮らしていたがそういうものでも無いらしいと気付いたのはずいぶん経ってからだ。
そして、半田付けというのはガッシリくっ付けば良しと思っていたのがそれだけではないと気付いたのは最近だ。
以前からマイク内部の結線やシールドとプラグを繋いだりしていたのだが、どうもノイズが出たり導通不良になったりする事態がちょいちょい発生する。
ミュージシャン仲間の江川ほーじんからは半田付けの方法、材質での音の変化などは折に触れ聞かされていたが、アンプなどすべての機材を含めたトータルで考えればあり得ることだと思う程度だった。
で、自分が所有している二本のshure545SDの内一本が調子悪くBLACK BULLET のツアーにわざわざ線材と道具を携えて来てくれた彼に配線の直しを依頼し横で眺めていたら半田付けし終えた箇所は艶と盛り具合がまったく違うのに驚いた。作業はマイク内部配線の数カ所だけなので音の違いの認識までは出来ないが「なるほど」と納得し、けっきょくツアー終了後にマイクを預けすべての線を張り替えて貰った。
彼のアドバイスやネット情報により先ずはコテ先を一定温度に保つ事が大切だとわかりセラミック・ヒーターで温度調節可能なモノを購入。そしてざっと調べた手順でシールド線にキャノン・プラグをくっ付けてみた。
以前よりはマシになったように思うが、この道は意外と深そうだ。
先日、工作好きのギターの横内タケさんと一緒だったので半田付けのこと訊いたら「あー、あれね。一度プロの半田付けの違いを目の当たりにしてからは自分でやらないようになったよ」という返事。
なるほど!