8月11、12日と行なわれる岡山県津山市での大学時代の音楽仲間との同窓会及び地元コンサートへの出席の為、10日の夜、雨の中をバイクで現地へ向かう。いちおう自分なりのお盆休みである。
これまでの長距離ソロ・ツーリングは東京〜山口県というのが最長だが、この時はかなり休憩時間を取ったし昨年は北海道釧路迄行ったが仙台〜苫小牧はフェリーだったので1日の走行距離は400kmくらいだった。
今回は630km走ってそのまま演奏がある。
二日前から睡眠不足にならないよう調整し、ウエアや所持品、給油するガソリン・スタンド名(満タン120km走行なので小まめな給油が必要)などノートに書き込み、バイク本体もチェーンの緩みなどのチェックもしていた。
雨天の夜の出発となってしまったが、これまで愛用しているレイン・グッズの機能は実証済みだし安心して走り始めたのだが、途中からどうも身体が冷たいと思っていたら次第に雨の浸入が明らかになってきたので東名道路の足柄SAで状況確認すると防水機能が経年変化で低下したようで、背中を除き上から下までビショ濡れになってしまっていた。
シンプルなデザインかつコンパクトゆえにツーリングに携行する頻度も多くウインド・ブレーカー代わりにもしていたのでガッカリだったが、後で調べてみるとレインウエアというものは一般的に2〜4年くらいで機能しなくなるらしい事がわかった。
そういえば自分は6、7年使用しているので結果は当然でウエアと同時期に購入した上掛けにする防水グローブからも浸水していた。
SAでウエアを脱ぐと寒くて震えてきたので、クーラーの効きが悪い場所や軒下で衣類を着たままで自然乾燥させたが、ジーンズはともかく上は速乾性のアンダーウエアとナイロン系のシャツだったのが幸いした。
冷えがおさまったところで再び走るのだがけっきょく明け方近く迄雨は続き、途中何度かSAに寄り同じ行為を繰り返すことになったが、今度はスピードメーターの走行距離積算計のゼロ・リセット・ボタンが何処かへ吹き飛んでしまい走行には問題ないものの、走行距離で給油タイミングを見計らう仕様なので総合距離計の表示から前回給油箇所での数字を絶えず引き算してのチェックは少しばかり不便だった。
まあ、トラブルはつきもののバイク・ツーリングゆえに、これも醍醐味とばかりに楽しんでいたが今度は静岡SAの手前から走行中に突然エンジンが停止しハザードを点けながら惰性で路肩に寄せて再始動という事が起こり始めた。
さすがに加速出来ない状態でトラックなどをやり過ごしながら路肩に寄せるのはかなりヒヤヒヤもので、事情を知らない運転手はクラクションを鳴らしたりもする。そして雨の降る中の狭い路肩でのエンジン始動は、若干の恐怖感と孤独感もふとよぎるが体力も残ってテンションは上がっているので「いや何、これも旅の醍醐味」とうそぶく余裕はある。
ともかく数十〜100kmくらいの間隔では症状が出ずに走っていたのだが伊勢湾岸道路に入ったあたりから、症状が多発するうえに速度も上がらず高速道路を走る状況ではなくなり夜も明けていた。
事故の危険性と目的地迄の到着を考えるとバイク移動は断念せざるを得なく豊田市で国道に降り、スーパー横の空き地に停めてすぐに任意保険にセットされている故障対応窓口に電話すると40分くらいで最寄りのロードサービス会社からレッカー車が来てくれた。一旦、会社迄運び100km圏内であれば無料で搬送してくれるが東京迄は無理なので最寄りのハーレー修理カスタム・ショップへの搬送を指示した(東京の行きつけのショップに相談し、此処がいいだろうというアドバイスをもらった)。
さて、其処から津山市への移動はタクシー〜知立駅〜名古屋駅〜岡山駅〜津山駅と電車移動だがリハーサルには間に合わないものの本番には余裕ということで、岡山〜津山の小一時間かかる津山線ではゆっくりと景色を眺めながら横溝正史の小説の世界に思いを馳せてみた。
そして津山駅では、森田君とバンド仲間が出迎えてくれて文化ホールでのイベントへと向かい一件落着。
今回もそうだが、ロードサービスは実に助かる。深夜の中央高速道路でガス欠になりクレジットカードにセットされたロードサービスにお世話になった事があるが実費のガソリン代金¥1000で済んだし、今回は保険に付いているロードサービスだが、バイク移動はもちろん目的地(自宅を含む)迄の交通費を保証してくれる。当日の移動不可で宿泊せざるを得ない場合の宿泊費も同様だ。さすがにグリーン車はノーと注釈がついたが。
出発時の給油。
足柄SAで濡れたシャツを自然乾燥中。
バイクを停めた横の豊田市の老夫婦がやっているスーパーで休憩。
おばちゃん手作りの炒飯が朝食となった。
積み込み作業。
津山線の車窓から。
津山駅にて。
文化ホールでのコンサート。
津山城。
ココからは知人宅のコレクション。
'67型のアイアン・スポーツスター。
キック・スターターでかなりコツが要るようだ。
SUZUKI SW1。
レトロでカッコいいなと思っていたが、あまり売れなかったものの最近の中古市場では高値のようだ。
乗りこなすにはファッション・センスを問われるだろう。バイク好きというだけでは唯のオッサンになる。
カウルはオーナーが他車から流用したそうだが、ピシッとハマっている。
右側はSUZUKI GT-750。
水冷2サイクル3気筒というのは珍しく当時発売していた軽自動車フロンテからの流用らしいが、車のほうは空冷だったと思う。
エンジンの造形がとても美しく、オーナーもそこが気に入っているようで分解してパーツひとつひとつを丁寧に磨きこんだようだ。アルミ製の鈍い光沢が素敵だ。
中央はCB750のカフェレーサー仕様。
かなりレアなレース用50ccバイク。
すごくシンプルで細く、手脚をカウルに入れるのがギリギリのタイトさ。
各パーツの造形や仕上げからくる機能美に溜息が出る。
少し大きなプラモデルといった佇まいだ。
同窓会セッション・ライブのひとコマ。
All man Bros. のBlack Hearted Woman。
エリザベスリードは覚えきれずボツ!
森田くんちの子猫。メチャクチャすばしっこい。
森田くん。
津山から車で岡山駅へ。
加計学園の関連校。
岡山駅にて水木しげる展に立ち寄る。
これまでの長距離ソロ・ツーリングは東京〜山口県というのが最長だが、この時はかなり休憩時間を取ったし昨年は北海道釧路迄行ったが仙台〜苫小牧はフェリーだったので1日の走行距離は400kmくらいだった。
今回は630km走ってそのまま演奏がある。
二日前から睡眠不足にならないよう調整し、ウエアや所持品、給油するガソリン・スタンド名(満タン120km走行なので小まめな給油が必要)などノートに書き込み、バイク本体もチェーンの緩みなどのチェックもしていた。
雨天の夜の出発となってしまったが、これまで愛用しているレイン・グッズの機能は実証済みだし安心して走り始めたのだが、途中からどうも身体が冷たいと思っていたら次第に雨の浸入が明らかになってきたので東名道路の足柄SAで状況確認すると防水機能が経年変化で低下したようで、背中を除き上から下までビショ濡れになってしまっていた。
シンプルなデザインかつコンパクトゆえにツーリングに携行する頻度も多くウインド・ブレーカー代わりにもしていたのでガッカリだったが、後で調べてみるとレインウエアというものは一般的に2〜4年くらいで機能しなくなるらしい事がわかった。
そういえば自分は6、7年使用しているので結果は当然でウエアと同時期に購入した上掛けにする防水グローブからも浸水していた。
SAでウエアを脱ぐと寒くて震えてきたので、クーラーの効きが悪い場所や軒下で衣類を着たままで自然乾燥させたが、ジーンズはともかく上は速乾性のアンダーウエアとナイロン系のシャツだったのが幸いした。
冷えがおさまったところで再び走るのだがけっきょく明け方近く迄雨は続き、途中何度かSAに寄り同じ行為を繰り返すことになったが、今度はスピードメーターの走行距離積算計のゼロ・リセット・ボタンが何処かへ吹き飛んでしまい走行には問題ないものの、走行距離で給油タイミングを見計らう仕様なので総合距離計の表示から前回給油箇所での数字を絶えず引き算してのチェックは少しばかり不便だった。
まあ、トラブルはつきもののバイク・ツーリングゆえに、これも醍醐味とばかりに楽しんでいたが今度は静岡SAの手前から走行中に突然エンジンが停止しハザードを点けながら惰性で路肩に寄せて再始動という事が起こり始めた。
さすがに加速出来ない状態でトラックなどをやり過ごしながら路肩に寄せるのはかなりヒヤヒヤもので、事情を知らない運転手はクラクションを鳴らしたりもする。そして雨の降る中の狭い路肩でのエンジン始動は、若干の恐怖感と孤独感もふとよぎるが体力も残ってテンションは上がっているので「いや何、これも旅の醍醐味」とうそぶく余裕はある。
ともかく数十〜100kmくらいの間隔では症状が出ずに走っていたのだが伊勢湾岸道路に入ったあたりから、症状が多発するうえに速度も上がらず高速道路を走る状況ではなくなり夜も明けていた。
事故の危険性と目的地迄の到着を考えるとバイク移動は断念せざるを得なく豊田市で国道に降り、スーパー横の空き地に停めてすぐに任意保険にセットされている故障対応窓口に電話すると40分くらいで最寄りのロードサービス会社からレッカー車が来てくれた。一旦、会社迄運び100km圏内であれば無料で搬送してくれるが東京迄は無理なので最寄りのハーレー修理カスタム・ショップへの搬送を指示した(東京の行きつけのショップに相談し、此処がいいだろうというアドバイスをもらった)。
さて、其処から津山市への移動はタクシー〜知立駅〜名古屋駅〜岡山駅〜津山駅と電車移動だがリハーサルには間に合わないものの本番には余裕ということで、岡山〜津山の小一時間かかる津山線ではゆっくりと景色を眺めながら横溝正史の小説の世界に思いを馳せてみた。
そして津山駅では、森田君とバンド仲間が出迎えてくれて文化ホールでのイベントへと向かい一件落着。
今回もそうだが、ロードサービスは実に助かる。深夜の中央高速道路でガス欠になりクレジットカードにセットされたロードサービスにお世話になった事があるが実費のガソリン代金¥1000で済んだし、今回は保険に付いているロードサービスだが、バイク移動はもちろん目的地(自宅を含む)迄の交通費を保証してくれる。当日の移動不可で宿泊せざるを得ない場合の宿泊費も同様だ。さすがにグリーン車はノーと注釈がついたが。
出発時の給油。
足柄SAで濡れたシャツを自然乾燥中。
バイクを停めた横の豊田市の老夫婦がやっているスーパーで休憩。
おばちゃん手作りの炒飯が朝食となった。
積み込み作業。
津山線の車窓から。
津山駅にて。
文化ホールでのコンサート。
津山城。
ココからは知人宅のコレクション。
'67型のアイアン・スポーツスター。
キック・スターターでかなりコツが要るようだ。
SUZUKI SW1。
レトロでカッコいいなと思っていたが、あまり売れなかったものの最近の中古市場では高値のようだ。
乗りこなすにはファッション・センスを問われるだろう。バイク好きというだけでは唯のオッサンになる。
カウルはオーナーが他車から流用したそうだが、ピシッとハマっている。
右側はSUZUKI GT-750。
水冷2サイクル3気筒というのは珍しく当時発売していた軽自動車フロンテからの流用らしいが、車のほうは空冷だったと思う。
エンジンの造形がとても美しく、オーナーもそこが気に入っているようで分解してパーツひとつひとつを丁寧に磨きこんだようだ。アルミ製の鈍い光沢が素敵だ。
中央はCB750のカフェレーサー仕様。
かなりレアなレース用50ccバイク。
すごくシンプルで細く、手脚をカウルに入れるのがギリギリのタイトさ。
各パーツの造形や仕上げからくる機能美に溜息が出る。
少し大きなプラモデルといった佇まいだ。
同窓会セッション・ライブのひとコマ。
All man Bros. のBlack Hearted Woman。
エリザベスリードは覚えきれずボツ!
森田くんちの子猫。メチャクチャすばしっこい。
森田くん。
津山から車で岡山駅へ。
加計学園の関連校。
岡山駅にて水木しげる展に立ち寄る。