今日は2011年の大晦日です。
例年12月に入ると、そこからの一ヶ月があっと言う間です(苦笑)この時間の流れ方の習慣、何とかならないものでしょうかね^^;
先日も書きましたが、2011年は本当に沢山のことが起こった一年でした。多くの方々の心に、それぞれの思いが深く刻み付けられたことは間違いないと思います。私にとっては・・・まず悲しみ。そして、喜びと怒り、勇気と真実。そして未来への希望へと。そんな一年でした。そんな2011年最後の日。今日も皆さん一人ひとりが、良き一日を過ごされていることを強く願って止みません。
・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・
2011年7月17日
ベーシスト沢田泰司(TAIJI)さんがサイパンで逝去されたこの日から、早5ヶ月以上が過ぎました。しかし、未だTAIJIさんを囲む会も、正式に献花し祈れる場所も私たちファンには示されていません。そして7月11日、成田からサイパンに向けてデルタ機に搭乗された後、何が起きて、何があって、結果的にTAIJIさんの人生が終わってしまったのか、その後新しい情報もありません。
祈りに場所は関係ない、という事。
これについても以前少し書きましたが、これは、酷と言うものです。私は、そう思います。大切な人を失った。その悲しみや憤り、悔恨の想い・・喪失の現実から引き起こされる感情は本当に個人的なものです。そこに勿論正解などありはしません。そして、本当に個人的な感情である一方で、一人ひとり、各人で消化していくのは非常に困難な事実であるとも私は思います。
10月5日、アップルを設立したスティーブ・ジョブズ氏が亡くなられました。そして、ジョブズ氏逝去を悼み捧げられた花束、氏への感謝の気持ちを綴ったメッセージが全世界のアップルストアの前に数え切れない程に置かれました。それは日本国内でも同じでした。
その光景を見たとき、私たちも同じような場所が欲しかった、と思いました。こう書くと、待ってるだけで動かなかったのではないか?どこかに献花することも出来たのではないか?と思われるかもしれません。ただ、TAIJIさん死去の報道から、何が何だか分からない(同行したマネージャーから何の報告もない、いつご遺体が帰国するのか、いつ告別式なのか)うちに・・・約10日も経たない内に、極秘裏のご遺体の帰国と密葬という報道で、全てが遮断されてしまいました・・・私にとっては、この不可解さが、TAIJIさんを知るきっかけとなったのでした。
言ってみれば、TAIJIさんの死が、私のTAIJIさんとの出会いです。
しかし、インディーズ時代、Xでのブレイク、ラウドネス、D.T.R. TSP, Could Nine, 音風、Heavens・・・これら在籍されていたバンドを通じて、TAIJIさんを、TAIJIの音を応援しファンだった方々にとっての7月17日というのは、私には想像を絶します。その当時を知らない私には絶対に分からない、絶叫とも呼んでいい、大きな大きな悲しみがあるのだと今も思います。しかも上記の経緯です。なのに「祈りは場所ではない」とは、私には思えません。同じ気持ちを抱いてる者同士が集まれる、心を寄せ合えることが、どれほどの救いになるか。今でもそういう場所を願い続けているのは、それも大きな一つの理由です。
私には幸いtwitterがありました。
私は生前からのファンではないので、最初はTAIJIさんに関することをツィートしていくのは余り良くないんじゃないかと思ってました。でも少しずつ発信していく中で、少しずつフォローして下さって、私もフォローさせて頂いて、TAIJIさんを喪ったに悲しい気持ちも、TAIJIさんの素晴らしさを語り合う嬉しさも日々シェアさせて頂いていて、私にはどれほどの救いとなっているか分かりません。この場所を借りて、あたらめて、皆さんには「有難う」って言いたいです。
ですから、この記事を読んでいらっしゃる方の中で、TAIJIさんのファンでいらっしゃって気持ちの行き場がない、という方がもしいらっしゃいましたら・・・よかったらtwitterに入って頂いて私をフォローして下さい。私だけでなく、TAIJIさんを愛し続けているファンの方々が沢山いらっしゃいます。私でなくとも、その方々をフォローなさってみて下さい。左サイドバーのプロフィール欄の下に、水色の「FOLLOW」をクリックして頂けるとtwitterに簡単に入れます。twitterにアカウントをお持ちでない方は、画面上で、順次登録の案内も出てきますのでそれに沿ってお進み下さい^^
・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・・+・+・+・
上記の太陽の写真は、11月24日、TAIJIさんに関する東京地裁第一回目の公判の日の後、午後1時前後の太陽です。こんな美しい太陽は、今まで見たことがなかった。。。きっと、いろんなことが少しずつ進んで行くと、私は更に固く信じました。この公判は、TAIJIさんの元マネージャー(上述の同行されていた方です)が、芸能ジャーナリストW氏に対して起こされた、ご自身が名誉毀損されたとするW氏への損害賠償請求ですので、厳密に言うと「TAIJIさんの名誉」に関する公判とは違うと私は理解しています。しかし、
何故、TAIJIさんがFBIに拘束され留置されたあと、マネージャーであるにも関わらず知らぬ存ぜぬ、無関係を通したのか。
何故、TAIJIさんが実際には脳死状態だったときに、「元気だ」「大丈夫」だという偽の状態を知人、関係者へメールしたのか。しかもTAIJIさんの携帯から。
HPに不正アクセスし、ご遺族の名を語り、これもまた偽のメッセージを載せたのは誰だったのか。その偽メッセージの中で、念押しするかのように、TAIJIさんの自殺を繰り返し肯定する内容に徹したのは何故なのか。
現在の状況が、ご遺族や関係者(全ての方ではないと思いますが)皆様の総意のもとに沈黙という現実があるのなら、それは尊重すべきだと思います。しかし、非常に個人的な思いとして今日は書かせて頂きました。上記のこと、私は知りたいと思います。現在のままでは、TAIJIさんは、TAIJIさんを想い、守ろうとする人以外の何者かの思惑によって、橋の向こう側のままのように感ぜずにおれないのです。
また、Fantagista・・・一般的にはヨーロッパのサッカー選手を称える際に良く使われる言葉です。圧倒的で独創的なプレーで観る者の心を奪い、魅了するプレイヤーをこう呼びます。私は、この単語をふと思い出したとき、「あぁ、TAIJIさんのことだ」と思いました。フェニックス、そしてファンタジスタ。私にとっては、沢田泰司さんのシンボルが一つ増えました。永遠の命を生きる不死鳥、フェニックス。何度でも蘇る不屈の魂。そして観る者を魅了してやまない、またそれは時を隔てて永遠に。それがファンタジスタ。
泰司さん、
あちらでは、今夜はカウントダウンライブでしょうか。
やっぱり貴方のベースの音、聴きたいですよ。
泰司さん、良いお年を!
そして、泰司さんを想う皆の願いが、いつか、届きますように。
今日も最後まで読んで下さって本当にありがとうございました。
この暮れ行く2011年大晦日の刻が、皆さんのもとに穏やかに過ぎていきますように。