故人からのメッセージです
幼くして親との別れを経験し、孤独に生きてきた
そんな私にも、人生を共に歩める相手が漸く見つかり
これほどに幸せを感じたことはなかった、それなのに
急いで帰路に向かう途中、人身事故にて幕が閉じてしまいました
私は、事故後も家に帰らなくちゃ、夕飯の支度に取りかからないと
その想いしかなく、身体と心が離れてしまったことにさえ、気付かない状態でした
ふと気付けば、主人や子供たちが泣いていて、病院の安置所
あまりに突然なことに私もそうですが、主人や子供たちが可哀想で
どうにか出来ないかと、ここに来ました
主人と子供たちへ お母さんからの最後の手紙を託します
ビックリしたでしょう、あまりの出来事に狼狽えるしかないよね
皆の事が心配
これからどうするのか、家事はほとんどお母さん一人でやってきたから
可笑しいね、自分が死んじゃったていうのに
食事や洗濯物、会社に来ていく背広やシャツののアイロンがけ、子供たちに持たせなきゃいけないプリントや体操着が気になってるなんて
お父さんが、気丈にふるまってくれてるから何とかなってはいるけど
だから余計に心配だな
お父さんだから、子供たちの為に耐えている
そんな姿が辛そうで、見ていられない
どこかで心の内を出して、じゃないとお父さんまで病気にでもなったら大変!
今は誰かの手を借りて、頼りながら一歩ずつ生活していこうよ
子供たちにだって、辛そうな姿を見せたっていいんだから
私たちの子供たちは、きっと受け止めてくれるはず
子供たち、ごめんね
Sの中学校の卒業式、出れなくて
Mちゃんの参観日にも行けないし、遠足や運動会のお弁当も作ってあげられない
でもね、その代りずっと見てる、二人を見守り続けていくから
いつだってどこだって、お母さんは二人と一緒に居る
S,お兄ちゃんらしくなったね
たくましく成長していってほしい
Mちゃん、おしとやかな女の子になんて言わない
自分らしく伸びやかに育ってね
最後に
お父さんと三人で手を携えて乗り越えて、元気で生きていってほしい
それがお母さんの望みです。
お母さんより
☆初めてお読み下さった方へ
このマーク内の紫文字は故人からのメッセージです
茶文字は私自身の言葉です
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