リチャード・フロリダ著「新クリエイティブ資本論」読了。サブタイトル通り才能(クリエイティブクラス)が経済と都市の主役になるアメリカの例がたくさん。もともと地方分権のアメリカには、都市行政の自由度が高く、シリコンバレーやテキサスのオースチンと言った都市に才能が集まっているそうな。逆にピッツバーグのようにプロスポーツのスタジアムをたくさん作ったり箱物行政だけの都市には、クリエイティブクラスは集まらないし、地元カーネギーメロン大学の優秀な学生も、他の都市に移るそうな。また、カジノのあるラスベガスは、サービス業の従業員ばかりで収入はとても低いと。日本の地方創世に役立つデータがいっぱい。