元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

村山由佳著「天使の卵」読了

2015-06-29 08:28:26 | 読書
村山由佳著「天使の卵」読了。五木寛之氏が「よくこれだけ凡庸さに徹することができると驚嘆させられるほどだが、ひょっとすると、そこがこの作家の或る才能かも知れないのだ。」と評しているように、確かに凡庸だが、胸が締め付けられる程の純愛感、切ないほどの思春期の愛する気持ちが蘇る。恋愛小説は、この読書後の切ない気持ちが大事。