元外資系企業ITマネージャーの徒然なるままに

日々の所感を日記のつもりで記録

黒崎政男著「哲学者クロサキの哲学超入門」読了。

2016-04-26 08:33:38 | 読書
黒崎政男著「哲学者クロサキの哲学超入門」読了。

その中で世阿弥著「風姿花伝」の若さの美しさである「時分の花」と、歳とって若さの輝きは失ったが稽古の努力と経験で獲得した輝きと豊かさである「真(まこと)の花」の記述に、小林秀雄の「美しい花があるだけで、花の美しさはない」を思い出し、スピノザの最終定理「とにかくすぐれたものは、稀有であるとともに困難である」を思い出した。
そして「時分の花」と「真の花」を持った稀有な美しい花がある一龍斎貞鏡師匠じゃないかと思った。