愉快的生活~上海~

2009年4月から始まった上海生活の中での新たな出会いや発見、中国語の勉強法など。

陰と陽

2009-03-07 14:39:36 | 生活 ~上海~
先週末2泊3日で夫のいる上海へと飛んだ。
今回は、夫の会社の理事長からランチにお呼ばれする予定などもあるので、
キチンとしたお出かけ服で出かけた。

上海なんて近いもんだ。
たったの2時間半のフライトで着いてしまう。
とはいえ、家を出たのが六時過ぎで上海のホテルにチェックインしたのが14時前。
やっぱり外国です。疲れます~。

土曜日のランチは、理事長さんのお気に入りのレストランへ。
『ZEN』というお店で、昼間の飲茶が美味しいらしい。

理事長さんのオーダーした美味しい飲茶を食べながら、いつしか話題は中国の『ゲテモノ的料理』に。広東省では、犬や猫まで食べるのだとか、という話から、理事長さんが、『龍虎火鍋』を知ってるか?と言い出した。
龍とは蛇で虎は猫だそうだ。つまり『蛇猫鍋』・・・
さらにさらに、『犬猫鍋』なるものも存在するらしい。

いわく、世の中のものは全て、『陰と陽』のバランスでもって存在しているとのことだ。犬と猫のどっちが『陰と陽』かは忘れたが、どちらかに偏らぬように2種類の『具材』をいれるのだそうです。

犬猫鍋には、まったく食指を動かされなかったものの、『陰と陽』の話には、うーん、なるほどなー、と思うところがあった。

男女の関係もそう。女性が陰で男性が陽。
以下、ウィキペディアからの抜粋文。

受動的な性質を「陰」、能動的な性質を「陽」に分類する。具体的には、影・暗・柔・水・冬・夜・植物・女などが「陰」であり、光・明・剛・火・夏・昼・動物・男などが「陽」である。これらは相反しつつも、一方がなければもう一方も存在し得ない。森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は、相反する陰と陽の二気によって消長盛衰し、陰と陽の二気が調和して初めて自然の秩序が保たれる。
重要な事は陰陽二元論が、この世のものを善と悪に分ける善悪二元論とは異なると言う事である。陽は善ではなく、陰は悪ではない。陽は陰が、陰は陽があってはじめて一つの要素となりえる。あくまで森羅万象を構成する要素に過ぎない。


陰陽互根
陰があれば陽があり、陽があれば陰があるように、互いが存在することで己が成り立つ考え方。
陰陽制約
提携律とも言い、陰陽が互いにバランスをとるよう作用する。陰虚すれば陽虚し、陽虚すれば陰虚する。陰実すれば陽実し、陽実すれば陰実する。
陰陽消長
拮抗律とも言い、リズム変化である。陰陽の量的な変化である。陰虚すれば陽実し、陽虚すれば陰実する。陰実すれば陽虚し、陽実すれば陰虚する。
陰陽転化
循環律とも言い、陰陽の質的な変化である。陰極まれば陽極まり、陽極まれば陰極まる。
陰陽可分
交錯律とも言い、陰陽それぞれの中に様々な段階の陰陽がある。陰中の陽、陰中の陰、陽中の陰、陽中の陽。

なるほどな~と思うのは、上記文中の『これらは相反しつつも、一方がなければもう一方も存在し得ない。森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は、相反する陰と陽の二気によって消長盛衰し、陰と陽の二気が調和して初めて自然の秩序が保たれる。』というところ。
身近なところでは、夫婦や恋人の関係もそうだ、と思いいたる。
おそるべし、中国4千年の歴史。

まあ、だからといって、『犬猫鍋』はないと思いますが・・・。