hiro_tagebuch

アマチュアVn&Va弾きの日記です

Cornelius Meister

2010-02-20 08:53:26 | Konzert
このタイトルだけでピンと来た人はかなりクラシック通です

今日はBRの演奏会。
元々は小澤征爾指揮の予定でしたが、ニュースなどにあるように
食道がんの治療のため半年間の活動休止。
昨日、今日のBRコンサートももちろん含まれていて、どうなるのか
かなり話題になりましたが、結果、
Cornelius Meister
が指揮することになりました

wikiはこちら:
http://de.wikipedia.org/wiki/Cornelius_Meister
現ハイデルベルク市音楽監督で、
2010/9月からは、ウィーン放送響の首席指揮者
という若手ホープですね。

小澤氏の代役 with BRという、大チャンス&プレッシャー
の演奏会でしたが、見事に若々しいフレッシュなタクト
で好演でした。
私にもわかりやすい指揮で、巨匠たちの円熟した音楽は
まだまだですが、今後が楽しみな指揮者です

では、本日のプログラム:

- Mozart: Symphonie Nr. 29 A-Dur, KV 201
- Frank Martin: Concert fuer sieben Blasinstrumente, Pauken,
Schlagzeug und Streichorchester
- Mussorgsky (Ravel): Bilder einer Aussterllung
Cornelius Meister: Leigung
BR Symphonie Orchester
@ Herkulessaal der Residenz



各論です。
- モーツァルト 交響曲29番:
とってもBRらしい、個々人のしっかりした音色に支えられたモーツァルト
何気に今日の演目の中で一番かも
元々小澤征爾指揮だったこともあり、最前列上手寄りの席をとっていました。
対抗配置だったので、2nd Vnの3、4 Pltの前あたり。

必然的に、2nd Vnがよく聴こえるのですが、これがブラボー
もうあり得ないくらいに個々人の音色が良く、それがメンバー分合わさって、
芯のある暖かい音色。アマチュアの個々人がこんな音量を出したら
大変なことになりそうなくらい、個々人の音量もしっかりあるのですが、
これが皆ぴったり合っているので決してうるさくなく、ピアノもフォルテも
豊かな響きを奏でていました。

10代のモーツァルトが書いた交響曲ですが、各パートのメロディが次々に
移り変わる、若きモーツァルトらしい名曲ですね。
2nd Vnも伴奏はもちろん、随所にメロディの聴かせどころがあり、
その音色と音楽をすっかり堪能しました


- フランク・マーチンのコンチェルト:
7人の木/金管楽器ソロのコンチェルト。
ソリスト達が弦の後ろに並んで演奏したので、客席一列目からはソリスト
がまったく見えず
コンチェルトのソリストが見えず、また知らない曲だったこともあり、
ちょっと消化不良かな


- 展覧会の絵:
日本でもっとも有名なクラシック曲のひとつ。
しょっちゅうテンポは変わるし、各曲の入りの難しい曲を、
明確な棒でしっかり演奏していました。
すごいっ、
今後彼が大きくなり、良い意味でわかりにくい棒を
振りだしたころ、また聴きたい指揮者です

彼の棒、2nd Vnの弾き方など、とっても勉強する要素の
多い演奏会でした


予断としては、元々小澤征爾指揮だったということもあり、
会場には日本人の知り合いがいっぱい
普通の成人夫婦から、学校のお友達、先生方まで。
昨日も同じ演目だったらしいのですが、やはり日本人が
いっぱい。ミュンヘンでこれだけ日本人が集まる
演奏会は珍しいでしょうね






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2 コメント

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Unknown (みみ)
2010-02-21 22:26:56
素晴らしい演奏会だったようですね。。。
BRのVcイケメン君でしたか{はてな}
たとえ、演奏者が見えなくても、音だけでも楽しめるのでは
ないでしょうか{ねずみ}
最近、演奏会行ってないなぁ~
{ねずみ}も何か見つけて行ってみようと思います{ラブ}
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Unknown (Hiro)
2010-02-22 05:54:36
みみさん:
小澤征爾でなかったのは残念でしたが、
でもとっても実り多い演奏会でした{メモ}
Vcはもちろんイケメンの彼で、女性陣の人気
独り占めってところですね{ルンルン}
でも今回は指揮者も若くて二枚目だったので、
こちらの人気も沸騰中{アップ}



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