Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

重ねた色

2016-09-09 | ピッピ保育園☆
今月のピッピ保育園はちょっと早めに始まりました。
もうすぐ食欲の秋なので、子供達に秋の果物を描いてもらおうと、沢山の果物を並べます。
みんな、食べたい衝動をグッと抑えているみたいで、ちょっと可哀想でした。。笑




今日はキャンバスボードにアクリル絵の具で、少し厚塗りにして描いてもらいました。
今回はみんな、初めてづくめで大丈夫かなと心配でしたが、みんな頑張って描いてくれました。


描き終わったら、飾れるようにマット紙に貼付けて飾りをつけます。

こんな柿すごいかっこいい。。

このも林檎、なんか深いいい。。

上の絵はマスカットです。やはり下の作品は柿みたいです。渋くて本当カッコいい絵ばかり。



みんな、自分なりの果物をちゃんと見つめて描いていて、決して私の思うようにはやりたがらない子も沢山いました。
でもそれで、いいんです。子供はそうする理由があって、ちゃんと自分の中の法則で仕上げていくのです。
大人が抱く理想でなくても、子供達は自分の世界を完成させる力を持っているのです。

みんなマット紙選びも全部自分でやりました。
だから、自分のお気に入りができたはずです。上手に描く事はあまり大事ではないんです。
何を感じ、それをどう表現したかが、この年齢はとても大事だと思います。

みんな、ちゃんとあれから果物食べれたかな〜?

では、しろくま先生の秋の果物を描く授業はこれでおしまい。またね!
コメント
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