Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

食べないで。。

2012-01-26 | ピッピ保育園☆
今日は今年初めてのピッピ保育園美術の日でした。
今年初めてということもあり、書き初めですから、墨と和紙っぽい紙を使った絵にしようと思ってました。
それで、今日は果物のモチーフを用意して、それを観ながら描いてはくれないもんかなあ。。と。で、私が用意したのはこちら。


メロンやバナナ、リンゴ、あと柚子は自宅の庭の柚子の木からむしってきました(笑)。でも、モチーフをセッティングしてる時、子供たちは『わ~美味しそう!食べていいの。。?』『何に使うの、食べたいようーーー!』と理性がきかないようでした。
一緒に準備してくれてるピッピの先生が『だめよ!食べちゃ。』と何度も果物にむしゃぶりつきそうな子供達を制止ます。ちょっと本能のままに生きてる子供達を見ていて楽しかったです。
そして、いろいろ段取りを説明して制作に入ります。



墨で描かせると、シンプルなので、それぞれの線がとても綺麗に出ていて、見ていて楽しかったです。同じものを見ているのに、捉え方は皆、違うんですね。。


墨の線が乾いたら、色をおいていきます。



そして、絵に合う色画用紙をあてたら、こんなに素敵になりました☆


ちなみ、これは私が見本に描いた絵です。


子供達には、墨を持たせる前に『墨はこぼさないでねー!』とすごい注意していたので、子供は全然こぼさなかったのに、先生の私が最後にやってしまいました。。絵の右下についた墨がその証です。やっぱり、子供より手のかかるしろくま先生の授業は今日はこれでおしまい。

ちなみに帰る時に、一人の男の子がやってきて
男の子:『しろくま先生はまた、宇宙に帰るの?』と聞くので
私:『そうだよ』と答えました。
男の子:『もしかして水星?』と真顔で聞くので
私:適当な私は「うん、そう』と答えます。
男の子:『水星は熱くて、しろくまが住めないよ。。』って言うので
私はふ~んとその場は流して、帰りました。
家で水星の気温を調べたら、なんと179℃。。。住めないレベルでなく、間違いなく丸焦げですね!

他にも、柚子ってなんだという子供に『日本のレモン!』と適当に答えてしまう、しろくま先生。住めそうな惑星に帰ります!またね☆

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