Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

被災したペットたち☆

2012-04-04 | 宮城県の旅
閖上地区の海岸公園冒険広場でワークショップを終えた私たちは、一度仙台駅にバスで戻り、また長いバスに乗って私たちが滞在する仙台市の山の中、DOGWOODに向かいました。ここは犬のブリーダーやペット関係全般を運営されている会社です。被災した犬、猫を無条件で預かって保護しています。行政のシェルターは長くて半年しか保護してくれないため、被災した人がペットを飼うまでの環境を確保するには、時間が足りないそうです。被災した動物は、ここのスタッフさん数人と、あとは全て全国から集まるボランティアさんが世話をしています。ここで暮らす被災したペットは震災当時は犬400頭、猫も100頭以上いたそうですが、今は犬も100頭、猫も半減したみたいです。
ちなみにこの日は夕飯時に着いたので、夕飯を頂き、被災犬の散歩を他のボランティアさんと夜遅くまでしていました。今回の滞在で主に沢田さん親子は犬担当、私が担当したのは被災した猫でした。多くが福島原発で避難を余儀なくされた猫ちゃんたちです。この施設には簡単な宿泊も出来たので、遠方からのボランティアには有り難い施設でした。


冷暖房は完備でしたが、小さな4畳半くらいの部屋に17頭がケージに入っていました。
主に餌やりやトイレの世話やケージの掃除を1日2回やります。だいたい、その作業を朝の9時から夜の6時までやります。そのあとは、犬の散歩などを手伝います。


この猫は子猫なんですが、私が近づくと、とうせんぼされます(笑


友達の飼っている猫ちゃんに似ていたのでパチリ。でもこの子はずっと怯えてて最後まで、触る事はできませんでした。。


一部屋に2人ぐらいが入るんですが、皆さんいろいろボランティアされていたみたいの方で、作業しながら、いろいろなお話ができました。


地元のボランティアの片岡さんは、被災当時のことを、いろいろお話してくれて、とても貴重なお話を聞かせて頂きました。


これはまた、違う部屋の放し飼いできる被災した猫ちゃんたちなんですが、時折、ジーッとお外を見ているのが印象的でした。早くお家の人が迎えに来るといいね。。


つづく。

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2 コメント

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ありがとう (いちご)
2012-04-04 22:49:29
弘子ちゃん、ありがとう。

伝えるってむずかしいけれど
私も毎日会う人会う人に仙台でのことを伝えています.
娘もまた熊本で伝えています.
聞いた人が『私も行きたい』と言ってくれて
ちょっとうれしい‥‥
やっぱりね、自分の目でみて体験して,感じ取って欲しい.
先にボランティアに行った友人が
瓦礫は撤去されても人々の心の瓦礫は今も残ったまま
とメールに書いていたけれど
本当に復興はまだまだ時間がかかるのだと思いました.
ドッグウッドの人たちみたいに
自分に何ができるだろうということを
前以上に心に留めている私です.

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お返事☆ (ひろくま☆)
2012-04-07 17:46:30
いちごさん☆
こちらこそ、旅に誘って下さり有り難うございました。
やはり、人間は考えるだけではダメなんだなあ~。
ちゃんと、自分で行動して、自分の目で見聞きしないと、与えられた情報だけで生きてしまうと、いろんな意味で精神のバランスが崩れてしまうんだなあ。。と再確認できた旅でした。テレビやネットで悲劇が沢山伝えられましたが、私たちが会ってきた人たちは、今、生きて、闘っている人たちでしたね。そうした人々と交流できた時間は尊く、かけがえのない時間でした。私は宮城で過ごした日々を、たんたんとブログに感じたままを書くだけですが、それだけでも、何もしないよりはいいかなと。。ほぼ、記録的なブログですが、宮城は楽しいよって伝えれないかなって。。
沢田先生もかなりお疲れでしょう。。
ブログも少しづつ、頑張って下さいね~☆




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