Hiroko Inagaki 絵のおはなし

絵描きの小さな日常をつづりました。
Hiroko Inagaki のブログ

羊のおくりもの☆

2009-02-20 | ピッピ保育園☆
ほんと、まだまだ寒いですね~☆今日の美術は羊毛を使いますよ。
きっと、羊毛と戯れていたら、心も体も温まるはず、準備は完璧!。。のはずだったんですが。
子供達にあいさつをして、作り方を説明。

※羊毛は私たちの髪の毛と同じで”キューティクル”という小さなうろこがあり、ぬるま湯につけるとこのキューティクルが広がります。そこに洗剤などですべりを良くし、こすりあわせることで羊毛の繊維がからまり、ふわふわの羊毛が絡み合い固くなって出来るのがフェルトです。それと同じ原理で子供たちには、羊毛ボールを作ってもらいます。

もちろん、こんな難しいこと、子供たちに言ってもチンプンカンプンなので、やってみせるんですが。。
「いいー?こうやって羊毛を少し手にとって、ほぐしてー、手の中で丸めて、ぽちゃんと魔法の水に浸けるとね~☆」

と言いながら、あらかじめ準備していた石鹸水の入ったミニバケツを見ると。。家から持ってきた、そのミニバケツの底からダ~っと水が漏れて私の方に広がってやってくる。。”や、やばい。。なんなんだ。。!”頭はもう真っ白です。
バージョンの古いパソコンのようにフリーズしかかっている私の様子を、心が海のように広い保母さんたちが、雑巾でサッと拭いて何もなかったようにしてくれました。。なので、心の中で深くお辞儀をしながら、解説を続行。。そして終了。
いよいよ、子供達がやる番です。しかし、私の目の前に羊毛を広げたとたん、子供たちだハイハイしたりして、ダーっと襲いかかってきます。もう光景は、ただのバーゲンセール状態です(笑)。
もう、ひきつり笑うしかない私を見かねた保母さんは、また子供達を制止して、もう一度羊毛をテーブルの上に並べ替えて下さり、子供達はやれやれと、安心して自分の好きな色の羊毛を選びます。


選んだ羊毛を手でほぐし、ネットなどに入れて、手のひらでずーっとコロコロとしていたら、出来上がり。



いくつかボールを作ったら、好きなビーズやボタンなどと組み合わせて、ひもを通したら、首飾りやブレスレット、キーホルダーになりますよ。


皆、それぞれ、ビーズ選びから並べる配置までこだわっていて、子供とはいえ、ちゃんともう、個性が完成されているんだなあと感心しました。。
なんだか、いろいろあった今回の美術の時間、保母さんたちの温かな愛を感じた授業でした♪
すみません、いつも先生らしくなくて。。。子供達の面倒も大変なのに、私の面倒までみさせてしまって。。(涙)

でも、みんな嬉しそうなセレブのように、自分の作った羊毛アクセサリーを見せびらかし合っていました(笑)☆今日のしろくま先生の授業はこれでおしまい。またね♪


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2 コメント

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かわいいもの (fukufuku)
2009-02-22 20:26:16
お世話になってます☆
「かわいいものだよ~。」と、かばんから取り出して、大事そうに見せてくれましたよ。
また宝物ができました♪
うちは今年で卒園なので大好きなしろくま先生の美術も来月で最後・・・。さびしいです。
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お返事☆ (ひろくま☆)
2009-02-22 23:56:34
ありがとうございます☆読んでて涙が出ました。。
いつも準備もぎりぎりなので、毎回、心配しています(笑)。でも、fukufukuさんのお話で、作品を通して、お母さんとお子さんが幸せな時間を共有して頂けているんだと安心しました♪
そうですね、4人ぐらい、来月で卒業する子がいると聞きました。お母さんもこども達も心がワクワクするもの、考えますね。。☆
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