とにかくやってみよう!!

日々の発見や気づきなど書いてます。
どうぞおつきあい下さい。

「脳を活かす仕事術」

2008年10月03日 | 
先日購入していた茂木健一郎先生の「脳を活かす仕事術」ですが
読みやすい表現で書かれていてサラ~っと読めます。
サブタイトルが『「わかる」を「できる」に変える』と書かれてる点、
読み終わってみると納得です

いろんなことが読破するだけで「できる」ようになるといった
怪しい内容ではないところがいいです。
「できる」ようになるために必要な考え方や脳のしくみを
説く事に序盤は時間が割かれており、そのおかげで
その後に出てくる仕事をする上で必要な心構えや行動の指針なども
抵抗なく読み進められ、自分にどんなアウトプットができるのか
考えながら読む事になり理解度が高まる気がしました

ついつい普段の生活では情報をインプットして「へえ~」、
「なるほど」と思ってわかった気になって終わりがちです。
いざというときに覚えてなかったり、人に説明しようとしても
うまく表現できなかったりしてしまいます。
本の中ではアウトプットしてみる事で「わかる」が「できる」
になると説明されています。言われてみればそうですよね。
そしてこれは繰り返し行う事、つまり鍛える必要があるそうです。

脳の運動系(アウトプット:実際に口や手足を動かす)と
感覚系(インプット:聞く・見る・感じる)の
回路のバランスが大事で、このサイクルが回ると人は喜びとして
感じられるのだそうです。
現代は情報が多く感覚系が発達している傾向とのこと。
振り返ってみても運動系の練習をあえてした記憶はないので
自分が物事の説明が苦手なのも納得です。
いくつかの本にアウトプットの大切さが書かれていますが、
脳のしくみから見ても運動系の練習が必要であるとわかり
鍛え方があるならやってみよう!と思わせてくれます。
無理なく努力してみようかなと思わせる上に元気になれる本でした