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2022年は客観的な予想を心がけます。

今週の注目馬

2006-05-23 23:48:02 | 見解
いよいよダービーウィーク。各馬の見解は後にして、他レースでの注目馬を書きたい。

土曜日のメイン、中京11R金鯱賞は宝塚記念の前哨戦。人気はローゼンクロイツだが、フットワークの大きい馬で小回り中京向きとは思えない。これなら適距離で真価発揮のブルートルネードに注目したい。前走は息の入らない逃げでは仕方ない。前々走の日経賞3着が早めに動く厳しい競馬で直前まで踏ん張った。今は充実している。その他では、中京向きの脚質なサンバレンティンに注目。相手は強いが、速い流れで一瞬の脚が生かせれば。

10Rの白百合Sは残念ダービーで素質馬が集まりそう。キャプテンベガは小回りコース微妙。素質は文句なし。マツリダゴッホの決め手はこの距離でこそだろう。インテレットは皐月賞がロスの多い競馬。ここなら主役を張れる。

ダービーの後はGⅡの目黒記念が行われる。注目は昨年の3着馬ダディーズドリーム。ここ数走はスムーズな競馬ができていない。昨年のこのレースは直線で不利がありながら勝ち馬と小差。長距離で長くいい脚を使うタイプで、条件ベスト、鞍上強化で。

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優駿牝馬(GI)回顧

2006-05-23 23:34:08 | 回顧
【馬場状態】A→C1週目。内、外変わらない馬場状態

12.5 - 10.9 - 11.3 - 11.6 - 11.8 - 12.4 - 12.8 - 13.5 - 13.2 - 11.6 - 12.2 - 12.4


【展開】発馬直後にガツンと掛かったYファビルが11秒台のラップを刻む暴走ペースに。2番手のAライジングとは2秒差。番手以下も淀みない流れで距離適性が求められる厳しい競馬に。

47歳、ベテランジョッキー本田優騎手の気迫に応えてカワカミプリンセスが見事な差し切りでGIを制した。レースはYファビルの暴走によって予想外の乱ペースに。道中はその流れを中団追走。折り合いもスムーズで、向こう正面で除々にポディションを上げいく正攻法の競馬。直線で逃げ粘るAライジングを捕らえて、最後は外へ膨れながら他の追随を振り切った。競走馬としの底力が求められる厳しい競馬で、本来ならわずかキャリア3戦のこの馬には酷。だが、同馬は意に介さなかった。しかも、かなり早めに動く横綱競馬で着差以上に中身は濃い。終いの脚はもの凄いレベルだ。これで4戦無敗。49年ぶりの無敗女王となった。本田騎手&西浦町教師は5年前のこのレースで3着に敗れたテイエムオーシャンの雪辱を見事に晴らした。

桜花賞14着から巻き返しを図ったフサイチパンドラは惜しくも2着も敗れた。金曜日輸送の効果でプラス14㌔とフックラした馬体。下見所では落ち着いていたが、スタンド前発走のためイレ込む。これでは懸念された折り合いが難しいと思ったが、Yファビルの作った暴走ペースで、中団で折り合うことに成功。向こう正面まで併走していた勝ち馬より仕掛けを遅らせ、直線入り口の坂を上り切ったところでは鼻っ面を合わせるも、ラスト1ハロンで突き放されてしまった。レース前のイレ込みが悔やまれる。折り合いしだいだが、ゆったり競馬できるこの距離が向いている。調教でいつも抜群の動きを披露するように、相当な能力を秘めている。だが、その反面で気難しさを兼ね備えている。その辺りの課題をクリアしないと。

3着には離れた2番手からアサヒライジングが粘った。自身も淀みないラップで追走し、前、後ろを気にしなければならない苦しい立場。4角でバテたYファビルを捕らえると、そこから11秒6と一気に加速して突き放す。ゴール前まで懸命の粘りを見せるも、最後は2頭の末脚に屈した。厳しい流れを実質、ハナに立つ競馬でよく頑張った。スタミナ配合で中距離の平均ペース逃げが合っているか。

1番人気のアドマイヤキッスは期待に応えることができなかった。14㌔減った前走から増減なし。道中は後方で折り合いに専念。おっとりした気性でスムーズな追走。3~4角で2着馬とともにポディションを押し上げ、直線入り口では並びかける勢いだったが、そこから距離適性の差が出て失速。4着を確保するのが精一杯だった。Yファビルの作る暴走ペースで距離のごまかしが利かなかった。上がりの掛かるマイル戦で期待。

ニシノフジムスメは発馬で後手を踏む。そこから鞍上が抑えるのに苦労するくらいの行きっぷり。向こう正面では掛かって前へ。Fパンドラに前をカットされる不利もあった。直線入り口でも両サイドからプレッシャーをかけられる厳しい競馬。最後は脚色が鈍ってしまった。スムーズならもう少しやれたか。

桜花賞馬キストゥヘヴンは前走のような強烈な脚を使えなかった。発馬直後に手綱をグッと抑えて後方から。今回もAキッスをマークしながら。直線入り口までは理想的な競馬だったが、そこからの伸び脚が今ひとつ。最後は完全に脚が上がってしまった。やはり、マイル戦での決め手勝負が合っている。この距離では…

シェルズレイは発馬直後に積極的に前へ。切れる脚が使えないことを考えれば最善策。3番手でしっかり流れに乗れたが、直線でジリ脚になった。パワータイプで決め手強化が急務。

本命視したアクロスザヘイブンは残念ながら14着に敗れた。道中は4番手のインとうまく流れに乗れたが、勝負どころで除々にポディションを下げて直線は見せ場すら作れなかった。距離適性と完成度の差を見せられた。少し無謀な狙いだったと反省している。

レース途中で故障発生したコイウタ。鞍上の横山典騎手の好判断でハ行で済むことができたのは不幸中の幸い。楽しい余生を過ごしてほしい。

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