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2022年は客観的な予想を心がけます。

プロキオンS(GⅢ)

2006-07-09 22:04:07 | 回顧
12.0 - 11.0 - 11.5 - 11.7 - 11.6 - 12.0 - 12.2
(34.5-35.8)

【展開】Sキングがハナを主張する。2番手Bフリートでスンナリ隊列が決まり、それほど速くないペース。終い3ハロン35秒8と速く前々で流れに乗らないと厳しい。

脚部不安を乗り越え、新境地のダートでメイショウバトラーが復活を遂げた。道中は平均ペースの流れをスッと4番手のイン。芝実績のある同馬にとって、発馬直後の芝で行き脚がついた。終始、スムーズな立ち回りで4角でも絶好の手応え。直線で楽々と突き抜けると、最後も12秒2と衰えることなくしっかり伸びて快勝した。脚元と相談しながら慎重にレースを選んだ陣営の判断は素晴らしい。関東遠征で減った馬体も戻っていた(プラス10㌔)。

1番人気に推されたシーキングザベストは懸念された馬体減りがなくプラス4㌔。道中は引っ張り切りの手応えで好位を追走。だが、勝負どころの3~4角で激しく手綱が動いて置かれてしまう。直線でジワジワと伸びたものの、そのロスが響いて届かなかった。夏場の強行軍で結果を出したのは立派だ。

3着には逃げ粘ったサンライズキング。好発を決めると果敢にハナを奪う。他に強力な同型もなく、スムーズなペース。直線で勝ち馬に競られて脱落したが、大きくはバテなかった。

シンボリエスケープは道中、中団のインで流れに乗る。直線で最後まで脚色が衰えるこ
となく伸び続けたが、展開が向かなかった。今日の内容ならダートでも十分やれるだろう。前崩れの展開で狙いたい。

リミットレースビッドはSベストをマークしながらの道中。だが、ペースの上がった勝負どころで手応えが怪しくなると直線でライバルにも水を開けられた形。展開が向かなかったのは確かだが、この馬には上がりが速すぎたか。

ツルマルファイターは1番枠を生かして経済コースを通れた。これ以上ないスムーズな競馬。時計的にこのあたりが限界か。

本命視したカイトヒルウインドは発馬で痛恨の出遅れ。位置取りが後方になってしまい、流れに乗れなかった。それでも、折り合いが付いたのは収穫。発馬地点がダートのほうが良いか。1400~1700㍍で。

シルヴァーゼットは大外枠からスムーズに3番手に取り付いた。控える競馬は前走で克服したし、展開も絶好だったが、直線であっさり後退。不可解な内容だった。

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プロキオンS(GⅢ)ほか

2006-07-09 00:20:31 | 最終結論
京都11R プロキオンS(GⅢ)
◎カイトヒルウインド
○リミットレスビッド
▲ロッキーアピール
△シルヴァーゼット
×サンライズキング
×ゼンノストライカー
☆ツルマルファイター

【見解】
夏の中央開催を締めくくるプロキオンS。人気はシーキングザベストだが、北海道遠征で馬体を大幅に減らし、そこから再度、北海道→滋賀へ輸送。中2週の詰まったローテに加えて中間は坂路でサッと流す程度。疲れ懸念される。それなら関東馬カイトヒルウインドに食指が動く。前走のブリリアントS8着は2100㍍で道中の制御が利かず暴走。前々走の師走S5着も同様のレース展開。距離が長いとどうしても気難しさを出してしまう。その点、今回は4戦3連対の1400㍍に短縮される。5走前のエルムS3着では好位から勝負どころで早めに動き、上位2頭と首の上げ下げを演じる好内容。とにかく折り合いが第一優先。それさえ克服できればここで通用の器だ。叩き2戦目も好感。

福島11R 七夕賞 
◎コンゴウリキシオー

【見解】
最終週の福島の荒れ馬場に加えて不穏な天候で馬場状態が読みづらい。本来は差し馬のコンラッドを狙いたいところだが、雨では持ち味半減。そこで快速逃げ馬コンゴウリキシオーを狙い打つ。前走の金鯱賞1着は速いラップを刻んでの逃げ。持ち味のスピード力と粘り腰を発揮して強豪馬を退けた。前々走の新潟大賞典6着のような直線の長さを意識したスローの逃げでは、持ち味が全く発揮できない。小回り福島2000㍍なら、前走の再現が期待できる。同型が内に2頭入ったが、この馬の速さを見せれば抵抗できない。馬場を考えれば大勝負は控えて、買うとしたら単勝だろう。


京都12R 
◎アロンダイト
○ワンダータイキ
▲デュヴァル
△シロキタベガ
×スナクエベレスト
×ホーマンラフィット

【見解】
〝絶好〟の大外枠に入ったアロンダイトを狙う。揉まれ弱さがある同馬にとってこの枠は歓迎だし、府中2100㍍を逃げて圧勝した前走の内容は本物だろう。54㌔も有利。

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