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2022年は客観的な予想を心がけます。

ファンタジーS(GⅢ)回顧

2006-11-07 09:21:45 | 回顧

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【馬場】A→Bコース一週目。超高速馬場。前有利。

12.5-11.0-11.4-11.1-11.2-11.4-11.7

【展開】アドマイヤプルートがハナ。最初1ハロンは12秒5とソロッとした出方。その後もペースは上がることがなく上り坂を迎える。業を煮やしたイクスキューズが下り坂の3角で先団へ取り付くと、プルートも11秒1とペースを上げる。Aマーチャンも連れて進出。次の1ハロンである4角でAプルートは減速するのではなく、11秒2のラップを刻み、後続を突き放しにかかる。直線は粘るAプルートにイクスキューズが迫り、大外から勝ち馬が豪快に差して来る。

真一文字に伸びるゴール前。後続を遥かに望むほどの脚色で、アストンマーチャンが重賞連勝を飾った。後続につけた着差は5馬身。しかも、レコードのおまけつきだった。道中は外枠発走から、内の出方を見てスッと中団に控える。やや口を割って行きたがるも、何とか我慢。3角の下り坂でイクスキューズが我慢できずに動き出すと、連れて進出。直線で粘る前2頭を楽々捕らえると、その脚力は衰えを知らず、最後は手綱を抑える余裕ながら、ラスト200㍍が11秒7。末恐ろしい。イクスが動き、スピードの持続力を生かせる流れだったことも向いたが、最後の脚は紛れもない本物。1ハロン伸びる本番は楽ではなかろうが、楽しみだ。

藤沢和師が惚れ込むイクスキューズは、ソロッとした発馬で控える競馬には最高の形だったが、如何せん外枠発走で流れが落ち着いたため、折り合いを欠いてしまう。3角の下り坂では、業を煮やして一気に2番手へ取り付くと、ようやく折り合いがつく。直線で逃げ粘るAプルートを捕らえかけた残り300㍍地点、外から勝ち馬にアッサリ並ばれると、一気に突き放されてしまった。内枠発走で前に馬を置き、タメができていればもう少しやれたと思うが、勝ち馬が強すぎた。

 3着のハロースピードは道中、ガッチリ手綱を抑えて後方追走。レースが動いた3角の下り坂でも、慌てず。ようやく手綱を放した直線入口。だが、左右の馬に接触したり、前が詰まり気味になる不利があった。直線でジワジワ加速したものの、勢いが付き始めたところがゴールだった。まだ2歳秋の時点。結果よりも将来重視の騎乗には好感が持てた。一戦毎に競馬を覚えていけば。トビが大きく、フットワークは鮮やか。

 4着のハギノルチェーレは発馬直後に手綱を抑えて最後方追走。だが、3角に入ると外にモタれてコーナーワークにぎこちなさを残した。直線で大外へ持ち出されると、メンバー最速上がり3ハロン33秒5の脚で追い込むも、この展開と馬場では仕方なし。追い込み一辺倒だけに、他力本願。

 ニシノマオは終始、2番手のインで流れに乗る。イクスキューズに絡まれた3角以外はスムーズだった。もう少し決め手強化が必要。

 カノヤザクラは発馬直後に手綱をグッと抑えて後方からの競馬。だが、鞍上と馬かケンカして力みながらの競馬。最後はそれなりに伸びてはいたが、この展開と馬場では仕方なかった。精神面の落ち着きが欲しい。

アドマイヤプルートは発馬直後に激しく行くのではなく、ゆったりとした逃げ。イクスキューズが仕掛けてきた3角の下り坂で11秒1と加速すると、5ハロン目も減速することなく11秒2と速いペースを保ったまま、後続を突き放しにかかる。直線入り口で後続とかなりの差があり、あわやのシーンも有り得たが、最後はバテてしまった。


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