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秋華賞(GI)最終結論

2011-10-16 10:42:41 | 最終結論
京都11R 秋華賞(GI)
◎カルマート
〇デルマドゥルガー
▲アヴェンチュラ
△ホエールキャプチャ
×キョウワジャンヌ
×マイネイサベル

 今年の秋華賞は荒れる可能性は十分ある。例年、主力となるローズS組のレベルには疑問符が付く。超スローのため勝ち時計も平凡で、勝ったホエールキャプチャは内々をロスなく立ち回って先行できた恩恵は大きかった。それなのに最後に外から詰め寄られたのには不満を残す。

 桜花賞馬マルセリーナは前走で再び掛って折り合い面に不安を残す。2回目の騎乗となる福永は、今回は何が何でも抑えて折り合いに専念するだろう。元々、器用なタイプではなく京都内回りへの適性に疑問が残り、その上に「折り合いに専念する」というハンデも付く。前走で増えた馬体がどこまで絞れているのかもポイントだが、絞れたら今度は体が軽くなって更に掛ってしまう危険性も考慮しないといけない。いずれにしても厳しい戦いには違いない。
 
 本命はカルマート。前走の紫苑S1着は、テンから締まった流れを道中は中団インから追走する。三分三厘で自ら動いて4角では先行馬を捉えにかかる。直線で外から2着馬に被されて坂上では一旦差されてしまう。そこで怯んでもおかしくなかったが、抜群の勝負根性で首の上げ下げを制した。勝ち時計も優秀だが、底力勝負を自ら動いて押し切った正攻法の競馬は高く評価できる。今週の攻め馬では、全身を大きく伸ばしたストライドで迫力満点だった。とくに前脚の使い方は素晴らしく、デキは万全と見ていい。今回はスプリントの逃げ馬メモリアルイヤーが参戦し、ピュアブリーゼも積極的に行くことを考えれば、再び底力勝負になるのは必至だ。流れは向くので、あとは長距離輸送で馬体を維持できるかの点と外枠でロスなく立ち回れるかがポイントになる。


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