中山10R 第60回 有馬記念(GⅠ)芝・2500メートル
◎アルバート
○リアファル
▲ゴールドアクター
△ラストインパクト
×ルージュバック
×ゴールドシップ
いよいよ2015年を締めくくるグランプリ有馬記念(GⅠ)。近年にない低レベルなジャパンC組に菊花賞組の3歳勢、エリザベス女王杯から参戦の牝馬勢など、多路線から集結し馬券的妙味は高い。
展開を考えると、リアファルのハナは間違いないところ。単騎で3馬身ほどのリードを保って1周目のスタンド前を通過するだろう。展開のカギを握るのは2、3番手組。番手組はラブリーデイ、キタサンブラック、ゴールドアクターの人気どころ。しかも、逃げているのは有力馬のリアファル。3角手前からはゴールドシップの捲くりがある。リアファルもそんなに極端なペースには落とさないと見る。十分に持久力のある末脚が生きる流れになる。
本命は上昇馬アルバート。前走のステイヤーズSが圧巻。道中は折り合いに苦しむ他馬をよそにピタリと折り合う。2周目向こう正面でポディションを上げると3、4角で馬込みに突っ込む。4角で少し馬込みを捌くのに苦労したが、直線で狭いところをビューンと突き抜ける。ラスト1ハロンは急坂がありまがら11秒9。追われてから回転の速いフットワークでグングン加速してあっという間に5馬身突き放した。圧巻の競馬だった。気性面の成長で折り合いに不安がなくなり、全身を柔らかく使え、トモの蹴りが強く末脚は切れる。スタミナ、キレを兼ね備えた次世代のスターになれる素質だ。中山の重たい馬場も歓迎。突き抜ける。
リアファルの前走の菊花賞3着は、道中で何度も絡まれてかなり苦しい競馬。それでもジョッキーの好判断で3、4角で脚をタメて直線でひと脚使えた。大トビで本来は気分良く逃げるタイプ。逃げて持久力のある末脚も使えることは前々走の神戸新聞杯が証明している。ここは単騎逃げが叶うメンバー構成。平均ペースのラップを刻み、番手組の脚をなし崩しに使わせたいところ。
ゴールドアクターがグングン成長している。今週の攻め馬は圧巻だった。直線に入ると自らハミを取り、全身を目一杯に使ったフットワークで併走馬を突き放してしまった。スパッとは切れないが、長く持久力のある末脚を使える。ここは番手馬にとっては厳しい流れになるが、それを克服できるスタミナがある。
ラストインパクトは一瞬の切れ味を身上とする。昨年の有馬記念は、直線で馬込みを捌くのにかなり苦労し脚を余した。前がスムーズなら突き抜けていてもおかしくなかった。今回も絶好の3番枠を引き、ここもコースロスなく立ち回れる。同じように前が詰まる可能性はあるが、一瞬の切れ味はNO.1だろう。
ルージュバックは大トビで追ってからの瞬発力が信条。その分、器用さに欠ける面がある。中山コース向きの脚質ではないが、ここは控えて終いを生かせれば53㌔を生かせる。
ゴールドシップは常にマークが必要。今の重い中山コースは当然歓迎である。当日の気性次第。この中間はヤケに気合いを全面に押し出しているのが吉と出るか凶と出るか。
ラブリーデイは今秋4戦目。この中間はいつも以上にゴトゴトしているし、完歩の小さいタイプだけに更なる距離延長は歓迎できない。スローの瞬発力勝負なら気にならないが、ここは重たい馬場に加え、リアファルが引っ張る持久力戦になると予想する。厳しい戦いになるのではないか。
中山9R 第32回 ホープフルS GⅡ 芝2000メートル
◎プレイヤーサムソン
〇ロードクエスト
▲バティスティーニ
△ブラックスピネル
×アドマイヤエイカン
阪神9R 千両賞 芝1600メートル
◎ロジクライ
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