中央競馬徹底研究!

2022年は客観的な予想を心がけます。

東京優駿(GI)徹底研究!

2011-05-22 20:37:01 | 見解
ツイッター始めました!

トーセンラー
前走の皐月賞7着は、16番枠からコーナーワークで自然と後方の位置取りに。縦長の隊列だったものの、流れはスロー。後方勢にとっては辛い展開になったし、4角から直線にかけてズブさを見せて馬込みに突っ込むことができず右手綱を引いて大外へ持ち出すロスが。そこからは激しく内へモタれ、鞍上が強引に矯正して追う始末。最後はまともに追えていなかった。それでも追いこんできているのだから脚力は示した。中間は宮城県の山元トレーニングセンターで被災し、調教過程に狂いが生じたのも事実。そのなかで良く頑張っている。前々走のきさらぎ賞1着はリキサンマックスがガンガン飛ばし、離れた2番手以下はスローの流れ。これを道中は後方から馬任せで追走し、前のオルフェーヴルを見ながらの競馬。残り1000㍍標識を通過した3角手前から外めを通ってジワッと進出開始。3角の下り坂からは少し手綱を動かして決して手応えは良くなかったが、5番手までポディションを上げられたし、下り坂を利して加速することはできた。直線を向き、しばらくは右手前のままで反応は今ひとつ。残り300㍍地点で左手前に替えると、鞍上の懸命な手綱捌きと左右のステッキでグンと重心を沈めて伸びる。馬場を強く叩きつける大きなフットワークで一完歩毎に凄い脚を使った。追えばどこまでも伸びる感じで差し切ってしまった。オルフェーヴルを上回る決め手だった。前々走の福寿草特別3着は、中弛みの流れを道中は馬任せで中団の外めを追走。終始、折り合いもスムーズでペースの上がった三分三厘では外めを通ってジワッと加速。直線入口では早くも先頭に並び、一気に差し切ろうかの勢い。だが、追ってからの伸びが案外で、追い比べで見劣り後ろからも差されてしまった。前々走のエリカ賞3着は、超スローの流れの中でテンは行きたがる仕草を見せたが、ペースの遅さを考えれば仕方ないもの。道中は3番手のインで我慢させる。少頭数の割に三分三厘で馬込みに包まれてスパートすることができなかったし、直線も前が詰まって追えなかった。消化不良のレースだった。ズブくて一瞬の加速力よりは、追って長く脚を使うタイプで、グンと重心を沈めてフットワークが大きい点にも好感が持てる。とても430㌔台のフットワークではない。距離延長はプラス出る公算が大きい。直線の長いコースなら存分に力を発揮できる。問題は左回りという点だ。前走は激しく内へモタれた。左回り2度目と馬具などで工夫があれば。

コティリオン
前走のNHKマイルC2着は、発馬でフワッとした出方。折り合いに不安がる分、鞍上も手綱をしごいて前に行くことはせず、馬任せで最後方追走。かなり離れたところを追走していたし、3角入口では躓いていた。それでも、4角から直線にかけて大外へ持ち出すと、グーンと瞬時の脚で末を伸ばす。勝ち馬同様に舌がハミを越すアクシデントがあり、最後は左手前に替えて懸命に伸びてきたが、僅かに届かなかった。折り合いに不安がある分、マイルGIの速い流れで競馬がしやすかったし、この速い時計で大外から一気に追い込んできたのは立派だ。前々走の毎日杯2着は、3番枠から道中は後方にインに潜り込む。3角手前までは折り合えたが、3角入口で頭を上げて行きたがってしまう。鞍上は前に壁を作って何とかなだめる。3,4角は極端に流れが緩んで馬群がギュッと固まる。直線入口はなかなか前が開かず手綱を抑えたまま。残り300㍍地点で馬場の3分どころに進路を見出し、スパート開始。そこから左ステッキに反応してグーンと加速。グンと重心を沈めて一完歩毎にグイグイ迫る。脚勢は圧倒的に上回っていたが、僅かに届かなかった。以前から決め手には光るものがあったが、ここ2走は更に決め手が強化されている印象。何といっても追ってからグンと重心が沈む点が良い。ここでも通用する。問題は一にも二にも折り合い。前走から距離が一気に800㍍延びるし、道中は12秒台後半のラップが並ぶ展開が予想される。それでも、前走のようにフワッと乗ればこなせる雰囲気はある。その代償として道中の位置取りが後ろになる危険性は高い。直線で馬込みを割ってこられれば。

オルフェーヴル
前走の皐月賞1着は、ポンと好発を決めて馬任せでポディションを取りに行く。今まで前に馬を置いて息を入れさせることを教え込んできただけに折り合いはピタリと付いた。向こう正面では後方馬群のインに潜り込み、経済コースを立ち回る。終始、引っ張り切りの痺れる手応え。4角まではインに潜り込ませ、直線は馬場の3分どころへ。坂下で少し気合いを付けると、グーンと凄い脚で先団へ。坂上で前から3馬身圏内まで迫り、ラスト1ハロン地点で単独先頭へ。そこから左手前に替えるとグングン後続を突き放す。凄い瞬発力で圧勝した。懸念された内へモタれる癖も見せず、本当に気性面で成長した。前々走のスプリングS1着は、5番枠からいつもより少しだけ出して行く。気を許せばガツンと行ってしまう気性だけに慎重に運ぶ。道中は馬群から取り残されることなく、中団馬群の直後に取り付き、前のリベルタスをマークする。3角から外を通って少しずつポディションを押し上げる。4角では早めに先団に並びかける。かなり馬群の大外を通らされた。直線で左ステッキが入ると一気に先頭に並びかけたものの、急に内側に切れ込んでしまう。坂上からは鞍上が懸命に手綱をしごき後続の追撃を何とか振り切った。3走前のきさらぎ賞3着は、発馬を決めて道中は縦長のスローの流れを中団の外め追走。終始、引っ張り切りの手応えで気を許せばガツンと掛ってしまう雰囲気。3角手前で勝ち馬が動いた時も手綱をガッチリと抑えて我慢させる。4角でスパートを開始させると、手綱をしごいて慌ててスパート。直線を向き、前との差はまだ10馬身以上。一完歩毎にグイグイと伸びてきたものの、明らかに仕掛け遅れだった。4走前のシンザン記念2着は、1番枠から発馬で行き脚がつかず後方からの競馬。3角手前では掛り気味に中団のインまでポディションを押し上げる。4角ではハミを掛け直され、馬場の脚を取られてバランスを崩すなど、決して手応えは良くない。それでも、直線でエンジンが掛るとグンと重心を沈めて鋭い脚で追い込んできた。兄のドリームジャーニーとは違い、追ってから長くいい脚を使え、鞍上のゴーサインに対して瞬時に反応できる瞬発力も持っている。以前は折り合いに難があったが、陣営と鞍上の努力でそれが解消。距離が延びても今なら大丈夫だろう。楽しみな2冠目だ。

サダムパテック
前走の皐月賞2着は、例によって発馬でトモに重心が掛り後方からの競馬に。直後に無理に手綱を押すことなく馬任せで進めて行く。4番枠ということで2角ではコーナーワークで自然とポディションを上げて行く。だが、向こう正面に入ってからはレースの流れが落ち着いたために掛って行きたがってしまう。だが、それは一瞬で解消し中団のインで経済コースを立ち回る。4角から直線にかけてもインを突く。坂下で鞍上が手綱をしごいてスパートするも、狙っていた進路をオルフェーヴルに取られる。立て直してプレイの外に進路を見出し、懸命に末脚を伸ばす。だが、勝ち馬は一瞬にして馬込みを突破したのに対し、同馬は追って重心が高くなる弱点があるために加速力に差が出る。ラスト1ハロン地点で決定的な差を付けられる。そこからジリジリと末脚を伸ばしてきたが、時既に遅かった。完敗。決め手の差が出た。前々走の弥生賞1着の10㌔増は、本番を意識しての仕上げもあってのもの。レースでは課題の発馬をクリアはできたものの、直後に両サイドと接触し、更には内へ切れ込んできたターゲットマシンに進路をカットされる不利があった。ここで馬にスイッチが入ってもおかしくなかったが、鞍上の岩田Jが手綱を抑えて懸命になだめる。ゴール版前で左手前に替えた時にスピードが乗ってポディションを押し上げたが、掛るほどではなかった。1角からは5番手の外めで折り合いに専念する。鞍上との呼吸はピッタリで、スムーズな誘導。向こう正面中盤では外から掛ったオールアズワンに被されても動じない。三分三厘でも手応え十分で慌てない。直線入口でスパートを開始させると、坂上で右ステッキが2発。ここで内へモタれて右手綱で矯正しながらの追いになったものの、首を水平に使った推進力ある走りで差し切った。まだ他馬に比べると出脚は鈍いが、その後に落ち着いて誘導ができれば距離はこなせることが分かった。前々走の朝日杯FS4着は、発馬で行き脚がつかず最後方からの競馬。直後に鞍上が手綱を押してポディションを取りに行ったことで馬にスイッチが入ってしまい、中団の直後まで押し上げられたもののモロに掛ってしまう。しかも、三分三厘では馬群の大外を通って早めに仕掛ける強気の競馬。直線で一旦は先頭に躍り出ようかの勢いだったが、坂上で脚色が鈍ってしまった。4走前の東京スポーツ杯1着は、例によって発馬で行き脚がつかず後方からの競馬。朝日杯と同様に直後に手綱を押して行った分、向こう正面から3角にかけて頭を上げて行きたがってしまう。それでも、4角手前からは馬込みのなかで我慢をさせ、直線は馬場の5分どころへ持ち出す。左手前でグングンと先団へ取り付き、残り200㍍地点で早くも先頭に躍り出る。そこで右手前に替え、もうひと伸びして後続をちぎってしまった。まだトモが緩く、発馬が安定しないし追って重心が高い。道中の折り合いにも不安を残す。前走も勝負どころの加速力が明暗を分けた。2ハロンの距離延長は歓迎とはいえないだろう。テンは折り合いに専念するハンデもある。


デボネア
発馬で行き脚がつかず後方からの競馬。道中は無理することなく後方から3番手の位置取り。縦長の割にペースが落ち着き、後方勢にとっては辛い流れ。4角から直線にかけて各馬が内外にバラけたため、ぽっかりと空いた馬場の5分どころへ突っ込む。ズブくてジリジリとしか伸びなかったが、何とか4着を確保した。外枠発走に加えて発馬で行き脚がつかず、できるレースが制限されてしまった。その中で最後まで伸び続けたのはダービーに向けて大きな収穫といえるだろう。前々走の弥生賞3着は、4番枠から好発を決め、馬任せで中団のインに潜り込む。首を上手く使った迫力あるフォームは大物感を漂わせる。終始、インの経済コースを立ち回りロスのない誘導。三分三厘で前がゴチャつき、手綱は抑えたまま。4角で前のルーズベルトが外へ膨れてできた僅かな隙間を見逃さず、インに突っ込む。直線を向くと、前のアッパーイーストまでもが外へ膨れてインがぽっかりと開く。そこからスルスルと脚を伸ばしてきたが、僅かに劣った。初めて経験する瞬発力勝負の流れに対応できたのは大きな収穫だ。3走前の京成杯2着は、好発を決め、大きなフットワークで中団馬群を追走。首を水平に使った無駄のないフットワークでスムーズな折り合い。底力が要求される流れを、しっかりと力強い脚を使って伸びた。前走で瞬発力勝負にも対応できたが、本来はハイペースの差し馬。底力は相当なもの。距離延長は望むところだ。ここは逃げ馬不在でスローの公算が高いのは痛いが、発馬後に直線のある府中2400㍍ならある程度の位置で競馬ができるはず。

ウインバリアシオン
前走の青葉賞1着は、4番枠から超スローの流れを後方のインに潜り込む。あまりにも流れが緩いために1角から終始、掛り通し。そのために道中は前に壁を作って後方のまま3角から4角にかけて外めに持ち出す。直線は大外ブン回しではなく、加速したまま外めへ持ち出す。馬群に邪魔されることなくグングン加速。追って頭の高いのは相変わらずだが、一瞬の決め手で差し切った。前々走の弥生賞7着は、発馬で右にヨレてポディションを悪くしてしまった。その後は後方に控えて折り合いに専念。三分三厘で大外を通って進出するも、4角で内から来られた時に外へ膨れる。ここで鞍上は右手綱を引いてブレーキをする形に。スピードに乗り切れなかったし、直線もジリ脚だった。まだ、手前の替え方が上手ではない。きさらぎ賞も4角を左手前で走って外へ膨れていた。その点、直線が長くコーナーが緩やかな府中ならその心配はいらない。ズブいだけに歓迎だ。ここも後方待機からの一瞬の決め手勝負で上位を狙う。

ダノンバラード
2番枠から好発を決め、コーナーワークで一旦は先行争いに加わるかの勢いだったが、無理することなく好位のインに控える。終始、折り合いもスムーズでロスなく立ち回る。直線で何度も手前を替えていたし、追って頭が高くてジリ脚だったが、何とか踏ん張った。恵まれた感は否めない。前々走の共同通信杯9着は、テンに少し行きたがっていたし、スローの流れを考えると外々を通らされたロスも大きかったが、それにしても追ってからの反応がさっぱり。重心が沈むところがなかった。ここもスッと先行できるだろうが、立ち回りの上手さでどこまで。

ナカヤマナイト
道中、2着馬と併走する形で中団馬群のなかを追走。4角から直線にかけては大外へ持ち出すが、ロスの多い誘導ではなくスムーズに持ち出せた。だが、追ってからの反応が今ひとつで、攻め馬と同様に前脚の出が硬く、前に進んで行かない感じだった。このあたりが久々か。5着を確保できたが、最後は完全に脚が上がっていた。前々走の共同通信杯1着は、発馬直後から無理することなく、馬任せで後方に控える。終始、馬群にインをロスなく立ち回る。流れが緩いだけに道中は痺れる手応え。3~4角でも馬群はギュッとひとひと塊。鞍上の柴田善Jは大外ではなく、最内に進路を求める。しばらく進路がなかったが、坂上で逃げたディープサウンドが外へ膨れてできた最内を見逃さなかった。一気にスパートしてインに突っ込む。スローで各馬も脚をタメているためになかなか渋太い。それでも、一完歩毎に力強く伸びてゴール前でギリギリ差し切った。流れを考えれば経済コースを通った恩恵と坂上での一瞬の好判断が功を奏した。狭いところ割ってきた勝負根性は高く評価できる。3走前のホープフルS2着は、中弛みの流れを道中は離れた4番手で折り合いに専念。向こう正面まではインに潜り込んで脚をタメ、流れが落ち着いて馬群がギュッと凝縮した3角から外めを通ってジワッと進出開始。4角で一気に先団の直後まで取りつき、直線は大外へ。直線入口の脚色では一気に差し切ろうかのものだったが、並んでから相手に食い下がられ、最後は追い比べで見劣ってしまった。3走前のベゴニア賞1着は、逃げ馬不在で果敢にハナを主張。3ハロン目からは単独先頭に立ち、3,4角はマイペースの逃げで息を入れる。たっぷりタメて直線で二の脚で後続を突き放す。首を水平に使った柔らかい走りで余裕のフィニッシュ。折り合いに不安がなく、立ち回りも器用なタイプ。このメンバーなら先行することもできる。パンパンの良馬場なら。

ベルシャザール
前走の皐月賞11着は、スプリングSで減った馬体(12㌔減)を今回も戻すことができず2㌔減。発汗が目立ち、精神的な弱さを覗かせた。発馬でトモに重心が掛り、それほど出は良くなかった。直後に手綱をしごいてポディションを取りに行ったことで掛り気味になってしまった。3角手前からがっちりと手綱を抑えたことで後続に蓋をする形に。3,4角はたっぷりと息を入れられたものの、追って頭が高く直線はジリ脚だった。本来のデキになかった。前々走のスプリングS2着は、前走ほどではないにしろ、発馬はそれほどよくなかった。直後に手綱を押して前へ。しかし、手綱を押したことで馬にスイッチが入ってしまい、折り合いを欠く。懸命に鞍上がなだめて3角からは3番手のインに潜り込む。4角では馬群に揉まれて嫌がる仕草を見せる。その分、直線入口ではハミを掛け直されるなど、手応えが悪い。直後にステッキが入り加速し始めたところで今度は外からオルフェーブルに寄られて怯んでしまう。並の馬なら馬群に沈んでしまうケースだが、立て直して渋太く伸びてきた。決して切れる脚はないが、バテずに渋太い脚を見せてくれた。揉まれた経験は本番に生きる。前々走の共同通信杯4着は、発馬でトモを落として出脚がつかず。そこからジワーッと馬群の外を通ってポディションを上げて行く。ここで脚を使わされたのは否めない。3角手前からは4番手の外めで我慢。だが、スローの流れで終始、馬群の外めを通らされてロスの多い競馬。直線でハミを掛け直されるも、反応は案外だった。前半のロスも合わせて勿体ないレースだった。大型馬で決して切れる脚はないタイプ。平均ペースの緩みない流れで底力勝負を得意とする。追って頭が高いが、並ばれてからは渋太い。トモが緩くハミに頼って力みながら走るため、どうしても道中で無駄なスタミナを消費してしまう。この状況下では距離延長はプラスとはいえない。いかにハミを外してりリラックスして走られるか。長距離輸送で馬体が一気に減ってしまう精神面でも課題を残す。当日の落ち着きと馬体増は好走の絶対条件になる。

フェイトフルウォー
前々走の皐月賞12着は、開幕週の14番枠でポディションを取りに行くまでに脚を使わされたうえにゴチャついて折り合いを欠いてしまった。その後は中団の外めから追走するも、直線は伸びずバテずといった感じだった。前走の京成杯1着は、12番枠発走から好発を決めて気合いを付けて先団へ。1角で3番手のインを確保し、そこからは手綱を抑えて折り合いに専念する。終始、経済コースを通り無駄のない追走。折り合いもしっかり。3角でもレースの流れは緩まず11秒9-12秒1と緊張感ある流れ。ここで鞍上の田中勝Jは慌てず、手綱を抑えたまま脚をタメる。直線を向いても前が壁になり進路を探る。坂下でジャービスの左側に進路を見出し、一気のスパート。一瞬の脚で突き抜けた。長く脚を使うよりは一瞬の脚で突き抜けるタイプ。ある程度お位置で競馬したいところ。

クレスコグランド
前走の京都新聞杯1着は、発馬で前の馬が寄れたために左手綱を引いてその後に立て直して前へ。だが、ゴール版の前でまたしてもルイーザシアターが壁となって手綱を引っ張る不利が。その後に気合いを付け直して1角に入って行くが、ここでもゴチャついて手綱を抑えるアクシデントがあった。お世辞にも綺麗な誘導とはいえない。2角からは6番手のインに控える。ここからの折り合いはスムーズ。3,4角からは流れが落ち着いたために馬込に包まれて仕掛けるタイミングを躊躇している感じ。4角で手綱をしごいてスパートを開始するも、どうも追いが甘く直線でも手綱を引っ張って立て直すロスがあった。そこからグンと重心を沈めて一完歩毎にグイグイと伸びる。鋭い決め手でスローの瞬発力勝負を制した。前々走のムーニーバレーRC賞1着では、道悪で終始ノメりながら強いダノンフェニックスの追撃を振り切っている。1戦毎に強くなっている。テンにある程度先行できるし、追って重心が低く長く脚を使える点に好感が持てる。初の長距離輸送、左回り、一戦毎に馬体が減っているなかでの中2週と厳しい条件は揃っているが、不気味だ。


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