TENNIS COACH DIARY

ハンサム木全のたわごとです

根っこ(146)

2005-08-08 00:03:09 | tennis
 今のクラブにやって来た時には、ジュニアの生徒は84人、レッスンも毎晩1コートだけナイターがついて行っているだけ…とてもさびしいものでした。ナイターが付くコートが9面もあるのに!以前私がいた時には(実はこのクラブには出戻りでした)、第1次全盛期で、ナイターコート全コートを使ってレッスンしていたのを憶えていましたから、あまりの寂しさにびっくりしました。

 目的、レベル、年齢などに応じてクラスの種類を増やし、少しずつ少しずつ進級を重ね、さらにクラスの種類、数を増やし、5年かけて280人にまで増やしました。(もちろん、私1人がやったわけではなく、まわりのスタッフ達が力を貸してくれた賜物でした)そして、夜のナイターコートはほぼ毎日、全コートあかりが付くのに近いくらい活気を取り戻してきました。


 全国大会に出場する選手が1人もいないクラブから、そういう選手を輩出することは容易ではありません。名門クラブは、全国レベルの選手がとなりのコートで練習したりしていて、それだけで全国が現実味を帯びます。数多くの関東、全国大会、国際大会の観戦ツアーを行いましたし、海外遠征も行いました。全国に出場するオリジナル選手(いいレベルの選手が途中、クラブを移籍してくるのではない)が現れるのに10年はかかると思っていましたから、5~6年でそういう選手が出てきたことは、とてもうれしく、また自分自身の自信にもつながりました。


 今はとても希望にみちた、いい精神状態でいます。以前にいたクラブから、今のクラブへ移ってきた時とは大違いです…あの時は悲惨な状態で身も心もボロボロでしたから。(←そんなデリケートには見えないって?よくいわれます!)

 とりあえずは、近隣で使えるコートをあちこちさがしてレンタルしながら、レッスンを行い、同時進行で土地を借りて、自分のコートを手作りして根っこをはやしたいと思います。理想のクラブを目指して。お手本とする、あこがれのクラブがいくつかあるんです!!がんばるぞー!!お金も財産もない私がどんなものを作るかお楽しみに!山形さん!いろいろ相談するかも!よろしくどうぞ。

写真は関東ジュニアで戦う杉田くん、インターハイ決勝は関東ジュニア決勝と同じ顔合わせになりました、明日は観にいきますー!
コメント (3)
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