2015.11.15 NHKFM 名演奏ライブラリ バーツラフ・ターリヒ特集
買い物から帰ってきて、母がつけていたラジオを何気なく聴く。…あ、新世界よりやってる!と思ってボリュームを上げる
ドヴォルザークの「新世界より」は小学校の音楽の時間に第四楽章を鑑賞して…なに、この曲かっこええ!とほれこんでから、中学・高校時代は家にあったCDを毎月二回くらいは聴いていた。そのためかこの作品だけは指揮者やオーケストラによってぜんぜん違うと聞き分けられるようになった。どれどれ今回の演奏はどうだろか。
私見では、この楽曲は金管楽器とパーカッションの強い、迫力のあるパートと木管楽器の抒情的…聴きようによっては感傷的なメロディのパートが混ざり合うものなので、重厚すぎるか、感傷的すぎるか、どっちつかずになる…とバランスが難しいような気がするのだけど、
今回は、迫力のあるパートは、映画音楽かと思うくらいにかっこよく、初めてアメリカをテーマにした曲だということが腑に落ちる。一方で抒情的なパートは情感があふれていながら、変なくせがなく、何より、この二つのパートが調和して、引き立てあっている。こんな演奏は初めてで、聞きなれなくて、ここまで名曲だったか?おそろしい演奏じゃ。最初から聴きたかった。と臍を噛む。1/3位しか聴けなかったけれど堪能する。
第四楽章の冒頭、小学生の時、先生がジョーズのテーマみたいなんがかかるよ。と言っていたパート…後日、聞いた説では蒸気機関車の走る様子を表現したらしいところが、今回は本当にそう聞こえる。
演奏後の解説で、しっかりとした使命感さえ感じる演奏と言っていて、さすがプロ。とこちらも感動する。作曲者の故郷、チェコ交響楽団だからこそ、使命感といったのだろうか。
…音楽鑑賞について書いてみようと試みたけれど、むずかしいものですね。
えらそうに言ってはみたけれど、中学のブラスバンド部に入って部室の本で知るまで「新世界より」は、アメリカではなくて大阪の曲だと思い込んでいたようなうすぼんやりだから、こんなんドヴォルザークさんが読んだらおかしがるかもしれないわね。
バーツラフ・ターリヒのCDを探してみよう。
の歌詞とキャンプファイヤーを想い出します。どこか牧歌的ですよね。
残念ながら演奏による違いなど分かりません。
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あらためて、いらっしゃいませ。
「遠き山に」の歌もあって、日本の事の楽曲だと誤解していたのかもしれません。
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