全国で新たに2386人感染 厚労省助言委「過去最多の水準」

　新型コロナウイルスの感染者は19日、全国で新たに過去最多の2386人が確認された。東京都534人、

大阪府338人など8都道府県で1日あたりの感染者数が最多を更新。感染対策を助言する厚生労働省の専

門家組織「アドバイザリーボード」（座長＝脇田隆字国立感染症研究所長）は「感染拡大のスピードが

増しており、放置すれば、さらに急速な感染拡大に至る可能性がある」と分析。「この状況が続けば、

予定された手術や救急医療の受け入れを制限せざるを得なくなるなど、通常の医療との両立が困難とな

る」と警戒感を示した。


　全国では新規感染者が直近の1週間（12～18日）で1万1296人確認され、前週に比べ1・41倍と、感染

拡大のスピードが増している。都道府県別では、東京2345人（前週比1・33倍）▽大阪1661人（同1・4

0倍）▽北海道1529人（同1・34倍）▽神奈川974人（同1・40倍）▽愛知887人（同1・38倍）――とな

っている。（毎日新聞　11/19　木）


明らかにGoToキャンペーンの失敗によるものと思われる。沈静化していた地域での拡大は、日本医師会

の会長が「GoToトラベルがきっかけになったことは間違いない」と言及しているように、医療関係者の

GoToキャンペーンの自粛を要請する発言が続いている。政府関係者は個人の対策だけを会見で述べてい

るが、限界があるのは明らかでこのままでは疑心暗鬼により、さらなる経済の悪化に拍車がかかる。


複雑な制度で旅行業者や飲食業者に負担をかけるGoToを見直し、沈静化がある程度確認された段階で国

民の大多数が恩恵を受ける消費税減税を時限立法化すべきだ。勿論国会議員の報酬を減額するのは当然

で、この際無駄な歳出を削減し財政を立て直す方向に向かうべきだ。減税により息を吹き返した個人消

費が経済を活性化するはずだ。