よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

神田神保町 古本探索散歩

2020-11-22 16:11:40 | 日記
3連休の方が多いかもしれません(私は昨日午前中仕事)。各観光地は晴天にも恵まれ沢山の人が

訪れているようで、渋滞に巻き込まれた人、行列に並んでいた人とそれぞれでコロナの感染が心配

されますが、長く家に籠っていた人もガマンの限界。気を付けながら楽しむほかないでしょう。


今日の神田神保町は日曜日ということもあり古書店の多くは休み。それでも抜けるような青空の下

それなりに人は来ていて、本を探したり、スキー用品を物色したり、カレーの名店に行列していま

した。風もそれ程ではなく気持ちのいい陽気で本を探して回るのにも最適。



お店が結構閉まっている割には面白そうな本を何冊もゲット!!充実した休日になりました。これ

から読むのが楽しみです。因みに画像のCDはヘンデルの「王宮の花火の音楽(ラ・ストラヴァガ

ンツァ・ケルンという古楽オーケストラ)」で、猫のイラストのブックカバーも購入。
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「満鉄」という鉄道会社   佐藤篁之 

2020-11-22 07:29:43 | 
南満洲鉄道株式会社、通称「満鉄」は日本が海外で運営した唯一の会社で、国策会社としての面が強く

当時の人々の色々な思惑が入り乱れているが、本書は完全に表面̪史で純粋に鉄道と周辺開発に関して書

かれている。台湾を統治して成功した児玉源太郎の意志を引き継ぎ、初代総裁に就任した後藤新平をは

じめとして、国の意向や関東軍の力に抗しながら(勿論戦争には結果的に全面協力している)東洋の超

特急「あじあ」等多数の見事な機関車を開発し、同時に駅を中心とした街造りには目を見張るものがあ

り、戦争と関わらなければという思いも強くしてしまう。


様々な意見があるが、当時日本が開発を担当した地域には欧米の植民地化とは一線を画すものがあり、

その功績も改めて見直すことも必要だと思ってしまう。ただ単に抑えつけるだけというものとは違った

考え方を持った人物をキチンと評価しておいた方が日本の将来を考える上でためになる。(その為に日

本軍の罪もしっかり検証すべき)


創業100年を経た今日に満鉄OB会の協力を得て、満鉄の開発した鉄道車両、満鉄の歴史、そして歴

代の総裁の人物像を詳細に描き、満鉄の技術と街造りにまで言及している。満鉄を知ることが出来て、

さらに満鉄の裏面史にも興味を強く持つことが出来た。


「満鉄」という鉄道会社       佐藤篁之     交通新聞社新書
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