ニューズウィーク日本版1月16日号は「イスラエルが敗北する日」として特集を組んでいます。対ハマス戦争での
パレスチナ側の民間人死傷者数が大きな争点になっているとし、当初支持を表明していたバイデン米大統領でさえ
「無差別攻撃の継続でその支持を失い始めている」と警告する始末。アメリカ政府は一貫して、民間人の犠牲を最
小限に抑えるようにイスラエル側に求めているそうですが、取材に対してイスラエル軍幹部は小型爆弾ではなく、
大型爆弾を大量に売りつけたアメリカに強く憤っています。
イスラエルはハマスを壊滅させることを狙っていますが、パレスチナの民間人の犠牲者は多く、本誌によれば最大
2万4500人が死亡した可能性があり、その大半が女性と子供だそうです。この事態に米軍上級将校は「戦闘に勝っ
て戦争に負ける」典型的なケースだと語っています。いずれにしても現在の戦闘行為で世界的にイスラエルのイメ
ージは悪くなっています。早く停戦に持ち込むべきではないでしょうか。
さらに「経済戦争はプーチンの敗色が濃厚」という記事では、ロシアの」現状を分析しています。感情論に陥るこ
となく、論理的な内容で日本のマスコミも見習うべきところがあると思います。