ニューズウィーク日本版7月9日の特集は「中国EVの実力」でした。一気にEV大国に躍り出た中国は、昨年からEVシフ
トの失速傾向にあります。販売スピードが減速し、充電スポットの偏在や火災事故が相次ぎ、高価格帯も消費者マインドを
掴むに至っていません。さらにアメリカは今年8月に関税率を現行の25%から100%に引き上げ、欧米全体で中国製EVに
対する警戒感が広がっています。それでも世界的なEVシフトの流れは変わらず、中国EVの伸びは当面続くという。さ
らに欧米の中国製EVへの規制強化も、EVの生産に必要な資源が豊富な中国の優位性は揺るがないと書かれていました。
今はまだ充電スタンドの不足、そして酷暑や寒波時のガソリン車に対する信頼も、さらなる世界的なEV転換の波に呑み込
まれるでしょう。しかし、移動手段がいつまでも車中心でいいのでしょうか?列車や最近各国で見直されている路面電車は
アメリカではあまり聞かれません。日本では渋滞、高齢化に対するために街造りと公共交通機関を再考すべきと思います。