よしーの世界

好きな神社仏閣巡り、音楽、本、アートイベント情報を中心にアップします。

「穴場」の喪失   本村凌ニ マイク・モラスキー

2020-12-15 06:38:12 | 
マイク・モラスキー氏は「呑めば都」「戦後日本のジャズ文化」等を読み、日本文化に詳しく、特に

大衆居酒屋の話は興味深く、ラジオでの話もとても面白かったのを記憶している。私の住む近所にも

外国から移住して全く違和感なく生活をしている人を何人か知っていますが、もう外国人として接す

ることは止めた方がいいと思う。日本人も十人十色で色々な環境に育ち、違う考えを持った人がいる

のだ。寛容さが必要だと思う。


早稲田大学の教授である二人の対談はネットとローカルな飲食文化、映画ヒーローの日米の違い、ギャ

ンブルとカジノ、音楽と地域性、言葉、笑い、街と多岐にわたる。博識な両者の話は尽きることが無い

が、現代において均質化が進み、穴場が失われつつあることを憂う。


ステレオタイプ化して、自分の好みさえ誰かの受け売りとなってしまう。一度ブームになると、その

現象に飛びつく。売れているものがいいという理論は自らのアイデンティティーを失わせるものだ。

情報が多すぎて処理するのが困難な時代だが、たまにはスマホやネットから離れる時間があった方が

いい。スマホやネットからほんの少しの時間でも離れることが出来ないのはそれだけ加工された情報

にからめとられているということだ。


「穴場」の喪失     本村凌ニ マイク・モラスキー       祥伝社新書


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アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908年~2004年)

2020-12-14 06:47:40 | アート
写真展はあまり興味を惹かれないし、写真家にそれ程関心がある人はいないですが、このPENを本屋さん

で見た時は即買いでした。モノクロでここまでインパクトを持った写真を見た記憶がない。



ラークィラ・デリ・アブルッツィ イタリア 1951年



マドリード 1933年



サン=ラザール駅裏 パリ 1932年



国会議事堂 ワシントンD.C. 1957年

他にも多数の作品が掲載されていますが、構図の素晴らしさ、一瞬を切り取る才能には驚嘆するものが

あり、中に2番目の奥さんと微笑みながら写っている穏やかそうな本人がこういう写真を撮ったのかと

不思議な感慨を覚えます。
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散歩deゴミ拾い

2020-12-13 11:27:06 | 日記
今日は天気も良く風もない、冬にしては比較的暖かく散歩日和です。久しぶりにゴミ拾いもしましたが

相変わらずたばこの吸い殻が多い。前日近所の方が掃除をしてまして、その後なので、もしかしたらゴ

ミもほとんどないかもと思ったら甘かった。コンビニの空き袋とタバコの吸い殻は無くならないですね。

先程掃除をしてくれたご近所さんに聞いたら、バス停近辺だけで掃除に2日かかったそうです。頭が下

がります。


勿論これからも続けるつもりですが、ごみのポイ捨ての習慣が減れば、自然豊かなこの辺りも本当にキ

レイなのですが。
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許されざる者(1992米映画)

2020-12-13 07:41:10 | 日記
冒頭のアメリカ西部劇に登場しそうなシーンが印象に残る。イーストウッド監督のこだわりが強いこの

風景は何度か登場して、西部劇に対する監督の思いがよく出ている。イーストウッドでは「夕陽のガン

マン」「ダーティハリー」の代表作が記憶に残るが、この後制作、監督した作品はニヒルで強い主人公

など全く登場することがない。そして本作の主人公マニーは伝説とは裏腹に年老いて、養豚場の泥にま

みれ、馬に颯爽と乗ることさえできずに馬に翻弄されてしまう。


登場する多数の男たちはいきがり、強さを誇示しようとするがいざ事に及ぼうとするとビビってしまう。

昔あった映画のようなステレオタイプな男たちではない。その為に緊張感が画面全体を覆い、途中でダ

レることが無く、リアルに映り、のどかなシーンでさえ何かあると思わせる。もしくは次に起こるであ

ろう事態を予想させてしまう。


以前よく観ていたアメリカ映画はヨーロッパの映画と違って、ハッピーエンドのモノが多くリラックス

して観たものだ。だから印象に残る作品が少ない。数多くのヨーロッパ映画の優れた作品のように鑑賞

後に誰かに話したくなるような作品はアメリカ映画はあまり多くなかった。イーストウッド制作、監督

作品には結末が分かるものがほとんどない。衝撃作だった「グラン・トリノ(2008年)」位かも。他の

映画はその後を観た者にゆだねる物ばかりで、どうなったのか考えてしまう。イーストウッド監督作品

は鑑賞後に重い物が残るが、優れた作品が多い。楽しい映画もいいが年末年始には時間もあるでしょう

から是非観てほしい。
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ご近所からの頂き物の夏ミカンとゆず

2020-12-12 16:21:16 | 日記
東京から越してきて4年目、最近ご近所からの頂き物、おすそ分けがとても多い。夏からインゲン、ナス、

ミニトマト、大根、小さいジャガイモ、里芋、柿、リンゴ等々。特に家庭菜園で作った野菜はスーパーの

ものよりおいしい!



昨日は夏ミカンとゆずを沢山頂きまして(夏ミカンは昨日呑みに行った小料理屋の女将に2個上げました)

柑橘系はいいですね!香りがいいし、色もいい。
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