日本からイタリア、ポルトガル、キューバ、ブラジルと動き回っていた(長く暮らしてもいる)著者
がコロナ禍でたちどまり、時間が出来て、ふと世界、世界の人々と日本、日本人の違いを改めて考察
して感じたことを思いっきりストレートに書いています。
そいえばあるテレビ番組でポーランドから来た日本庭園に多大な関心がある植木職人が、日本で職人
たちに囲まれて、自身の日本庭園に関する話を披露したところ「真面目」と言われ、宴会では「かっ
こつけ」と茶化される場面がありました。これはよくある光景で、ヤマザキ氏の言うように昔から日
本人は自身の考えをしっかり披露する機会がありません。
テレビ番組は「誰でも分かる」内容が基本コンセプトのようですから、ずっと眺めていれば感化され
るのは間違いない。今はネットで自分に都合のいい情報ばかり一方的に受け通る時代ですから、自ら
を出すことはさらに困難になっています。
コロナ禍で今までの常識が通用しない世界があると気づいた人は多い事でしょう。理不尽な思いをさ
れた方も沢山いると思います。情報は常にバイアスがかかっています。膨大なる情報を取捨選択でき
るように、考える時間が必要です。様々な本を読むことで、その助けになればいいと思います。
たちどまって考える ヤマザキマリ 中公新書ラクレ
がコロナ禍でたちどまり、時間が出来て、ふと世界、世界の人々と日本、日本人の違いを改めて考察
して感じたことを思いっきりストレートに書いています。
そいえばあるテレビ番組でポーランドから来た日本庭園に多大な関心がある植木職人が、日本で職人
たちに囲まれて、自身の日本庭園に関する話を披露したところ「真面目」と言われ、宴会では「かっ
こつけ」と茶化される場面がありました。これはよくある光景で、ヤマザキ氏の言うように昔から日
本人は自身の考えをしっかり披露する機会がありません。
テレビ番組は「誰でも分かる」内容が基本コンセプトのようですから、ずっと眺めていれば感化され
るのは間違いない。今はネットで自分に都合のいい情報ばかり一方的に受け通る時代ですから、自ら
を出すことはさらに困難になっています。
コロナ禍で今までの常識が通用しない世界があると気づいた人は多い事でしょう。理不尽な思いをさ
れた方も沢山いると思います。情報は常にバイアスがかかっています。膨大なる情報を取捨選択でき
るように、考える時間が必要です。様々な本を読むことで、その助けになればいいと思います。
たちどまって考える ヤマザキマリ 中公新書ラクレ