今日は、ラグビー大学選手権の決勝戦。
結果は33-26で関東学院大学が早稲田大学を破って、
3大会ぶり6度目の優勝となりました。
一方、早稲田は大学生相手の公式戦では2004/01/17以来、久しぶりの敗戦。史上2校目となる三連覇ならず。
勝者がいれば、その横には敗者がいる・・・
でも、ひとつ言える真実は、勝った関東学院はもちろん、負けた早稲田もここまで多くの敗者を生み出した勝者であったこと。祝福される対象であっても、叱責される対象ではないでしょう。
関東学院の選手のみなさん、優勝おめでとうございます。
早稲田の選手のみなさん、準優勝おめでとうございます。
みなさん、ハローです。ホディです。
家に帰って、試合をDVDであらためて観ようと思うと、なぜか日本列島の映像が延々と流れていました。千島列島沖の地震による津波のニュースでNHKの中継が総合(1ch)から教育(3ch)に変わっていたんですね。
NHKは、この大学選手権決勝のスポンサーのようでしたので、教えてくれれば良いのに。。。と思ってしまいました。ニュースを知ったのもDVDでしたけど、まさか放送チャンネルが変更になっているとは思いもしませんでした。
さて、試合について少しだけ・・・
ボクの想像していた試合展開とは全く違う展開となり、正直なところ、今の自分にはこの試合をどのように観たのか、整理するのは難しいです。
接点やラインアウトで圧倒的な力を見せた関東学院と、
接点やラインアウトだけでなく、BKのラインも見事に破られた早稲田・・・
実力差なのか、勝負の綾なのか???
試合開始前から、気になるポイントがありました。
天気は快晴でしたが、意外と風が強い。スコアボードの上にある大きな旗が、風になびいていました。
陣地を取るチームは、風上か、風下、どっちを選択するのか?
(試合前にコイントスで勝ったチームから、ボールか、陣地のどちらかを選ぶことが出来ます。)
キックオフは、ボールは関東学院。このことから、コイントスの勝敗は分かりませんけど、陣地は早稲田が選択したことは分かりますよね。
早稲田は、前半は不利な風下を選択していました。
勝負の駆け引きもあるんでしょうけど、何となく嫌な予感がしたんです。
ディフェンディングチャンピオンは早稲田ですけど、気持ちが受身になるのは、風下以上に不利なんですよね。
嫌な雰囲気はさらに続き、最初のキックオフの処理を、珍しく素直に(?)タッチに蹴り出していました。
当然、選手の気合は最高潮でしょうから、こういう微妙な受身の対応で、選手の心理の空回りが起きていったような・・・そんな気がしています。
加えて、続出したケガ人、想像以上の関東学院の出来、
広がる点差、少なくなる時間、、、
負けに慣れていない早稲田の選手のあせりは想像に難くありません。
それにしても、タッチキックを封印した中でのプレーなど(モール攻撃は一度も見ていないくらいでしたよね。)、普段と全く異なる試合となってしまっては、6年連続で決勝で顔を合わせた宿敵相手に勝つのは難しいですね。
試合内容については、もう少し落ち着いたらあらためてコメントしたいと思います。
※試合の詳細は早稲田大学ラグビー部のホームページをご覧ください。
⇒ http://www.wasedarugby.com/?page_sysnm=gamerugby_detail&id=1706
試合後、喜ぶ関東学院の選手の横で、
30分以上も早稲田の選手はピッチを見つめていました。
視線の先には何があったんでしょうか?
まだ終わりじゃない。
次は社会人相手の日本選手権。
2月から始まります。
まだまだ、楽しみにしていますよ。
コメントありがとうございます。
夕方の国立競技場は不思議と物悲しい雰囲気になりますよね。カラスの印象が、ボクにもあります。
そして、ボクもワセダが負ける姿は観たくなかったんですけど、最後まで観ておいて良かったと思っています。
負けるとはどういうことか・・・
そこから、何が生まれるか・・・
選手が一番感じているんでしょうね。
幸いにも早稲田の選手には、他の負けたチームと違ってリベンジの場がまだあります。
これで終わりじゃない。
次も、がんばって欲しいと思います。
矢富の後姿が印象的でした。じぶんの4年のときをおもいだしました。今も、まじ、泣けちゃいます。あのカラスがとぶ、国立競技場を思い出すと‥。
コメントありがとうございます。
あれだけ乱れたラインアウトは社会人相手にも記憶がありません。ホント、何だったんでしょう???
関東学院の春口監督は、試合前日に勝利祈願のダルマの目に「enjoy」と入れたのだそうです。
一方、3連覇を目の前にした早稲田は、おっしゃるとおり「ラグビーを楽しむこと」を忘れていた気もします。これが歴史に挑むチームのプレッシャーなのかも知れませんね。
思えば、清宮監督の2年目“山下組”の優勝の際には逆の立場で、逆の展開の試合だった気がしてきました。
練習については、正直、良かったのかどうかは分かりません。
でも、次の早稲田の飛躍(トップリーグの優勝チーム相手にも勝利できる力をつける?)のためには、清宮監督の取り組みをさらに改善していく必要があったことは間違いないことではないでしょうか?
その結果、敗戦した・・・
残念ではありますが、「次の早稲田の飛躍」には必要な敗戦だったと、ボクは信じたいと思います。
上井草での練習時間、最近えらい増えたと聞いています。才能ある戦士をストイックに追い込みすぎてはいませんか。もっとラグビーを楽しもうよ。