パリーグが熱い・・・
と言っても、球場の話ですけど。
ライオンズの本拠地のネーミングライツを得たグッドウィルに続き、
イーグルスの本拠地のネーミングライツを得たフルキャストの不祥事が取り上げられていますね。
フルキャストが不正だとされているのは、派遣が禁じられている業種に労働者を派遣したというもの。労働者派遣法では、港湾運送業務、建設業務、警備業への派遣は禁じられていますので、確かに法違反となり、不正です。
でも、なぜ、港湾運送業務、建設業務、警備業の3業種はダメなの?と思いませんか。
日経新聞の記事などを読むと、「危険を伴い専門的な技術と知識を必要とする」からというような内容で解説されています。
でも、スッキリしませんよね。
危険を伴い専門的な技術と知識を必要とする仕事は他にもあると思いますし、
何より派遣であろうと、自社雇用であろうと、危険は危険(苦笑)、
危険だからという派遣は禁止だというのは、不思議な理屈なんですよね。
仕事の熟練度に応じて仕事の内容を変えていくのは当然ですしね。
そもそもこのような「派遣禁止業種」は本来の派遣の趣旨に合っているのか?
労働者派遣法の「目的」は、このように書かれています。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S60/S60HO088.html
※下線と色はボクがつけています。
(目的)
第一条 この法律は、職業安定法 (昭和二十二年法律第百四十一号)と相まつて労働力の需給の適正な調整を図るため労働者派遣事業の適正な運営の確保に関する措置を講ずるとともに、派遣労働者の就業に関する条件の整備等を図り、もつて派遣労働者の雇用の安定その他福祉の増進に資することを目的とする。
派遣禁止業務は、「派遣事業の適正な運営の確保に関する措置」により定められているようですが、
法の趣旨から言えば、本来は「労働力の需給の適正な調整を図るため」の措置であるべきでしょうから、危険だからとか、専門的知識が必要だから、というのは少し疑問があります。
どうでしょう?
まぁ、いずれにしても、法違反は法違反ですから、不正であることには違いがないので、フルキャストの経営者には姿勢を正してもらいたいものです。
せっかくなので、少し派遣についてボクの意見をメモしておきますが、
本当の問題は「派遣禁止業務への派遣」(適正な運営の確保)ではなく、「派遣労働者の就業に関する条件の整備等を図り、もつて派遣労働者の雇用の安定その他福祉の増進に資すること」が忘れられつつあることなんですよね。
つまり、派遣労働者は従来、補助的職務が中心で、一定の単純作業的な職務だから、あるいは短期の仕事ということで低賃金の労働として重宝されてきました。ですが、近年、金融機関を中心としてなし崩し的に業務の拡大、派遣期間の拡大が行われ(当時は派遣法違反だった可能性が高いと思います。)、事後承認的な派遣法の改正により、このような派遣も正当化されていますが・・・
低賃金の雇用形態的な同一労働同一賃金の原則から言えば、本来はこうした人件費のコスト削減のための雇用形態ではないことは間違いないと思いますし、
育児休業期間中の代替であったり、臨時的な・期間限定の業務などの派遣で対応したほうが良いケースも当然ありますが、長期間にわたり必要とされる職務であれば、正社員で雇用するのが企業の社会的責任だと思うんですよね。
そういう意味では、今回のフルキャストの問題をきっかけに、行政も派遣法の趣旨に沿って、派遣の実態を調査すべきだと思います。
行政側、企業側の視点からの法違反ではなく、労働者側の視点から不正を見てほしいですね。もっと悪質な、派遣法の趣旨に違反しているケースは多いと思います。
みなさん、ハローです。ホディです。
暑いですね~
家ではクーラーは我慢していたんですが、さすがに今日は我慢しきれず。
クーラー掃除をして、今は夏らしくない涼しい部屋で快適に過ごしています。
今日はもう一つ気になるニュースを・・・
日経では8月2日の夕刊に掲載されていましたが、
医師が「延命措置なし」ということを説明しないまま、難病の患者が亡くなったという記事。
筋委縮性側索硬化症(ALS)という難病にかかった患者(この患者は主治医の義母になるそうです。)に、主治医が延命のための人工呼吸器を装着しないまま、女性が死亡していたという内容です。
詳しくは子ブログのほうに記載していますので、よろしければどうぞ。
http://blogs.dion.ne.jp/hoddy/archives/6005178.html
考えているのは「倫理」とは何なのか?ということ。
日経の紙面には、日本ALS協会の人の意見が掲載されていました。
「許しがたい行為で倫理観を疑う。(中略)患者の命は本人のもので、家族が決める権利はない。良い情報、悪い情報も提供して患者が選ぶべきだ。」
とのこと。
この辺の話は、安楽死の話ともつながると思いますけど、
「患者の命は本人のもの」とすれば、今回のケースで言えば延命治療を受けるかどうかは本人の意思だけが尊重されるべきということであり、逆に安楽死も本人の意思により選択できるということもなるとボクは考えます。
これが倫理なのか?どうなのか???
こういう思考に耐えられるほど、ボクは勉強できていませんね。
生きるか、死ぬかの選択ができること・・・
死期を調整することは、ボクらは本当に願っているんでしょうか?
また、死期を伝えることが本当に倫理的なのか?
例えば、遺伝子分析で余命が分かるほど医学が発達した場合、
あるいは非科学的ですが、予知ができる場合、
それを伝えることは倫理的なんでしょうか。。。
難しいですね・・・
こういう話も、まだまだ議論が足りない気がします。
法令遵守の厳格化は消費者の時代の象徴なのでは
と思います。
完全に行き過ぎですが、そういう時代では。
これは堺屋太一先生がけっこう以前から
言われていました。
エレベーター事故しかり、賞味期限しかり、
その他もろもろ。(笑)
そのうち、また、元に戻るでしょう。
異常な被害者意識が疑問視される時がきましょう。
おっしゃるとおりだとボクも思います。
悪は悪ですが、あまりにも一つのことで、しつこく叩きすぎなんですよね~
元に戻ればいいんですけど。。。
叩くことに慣れた(快感を感じている?)ボクらは、なかなかこの味を忘れられないかもしれませんヨ。
私たちは常識がありますから。
また、飽きるという性癖がありますから。
いくらおいしいという味でも。
いくら綺麗な女性でも。(笑)
そのうちにNHKさん当たりが、ここまで叩いていいのか
なんて番組つくりますから。
ある町で子供がたちション便していて、いや大人でも
いいのですが、それを法令に違反するからと逮捕され(笑)
話題になって、、。ちょっとやり過ぎではとの世論が出てなんて具合に。
そして、おおらかさに憧れる空気が出てきます。
猛烈からビュティフルとなったように。
心の貧しさから心の豊かさへとなりましょう。
かつてのバブルの終焉はNHKさんの放送がきっかけでした。
それと同じようなものではと愚考いたします。
おっしゃるとおりですね。
きっと飽きる日が来るでしょう(と信じましょう)。
そんなにギスギスしないで、おおらかにいきましょうよ、とみんなで言っていかないといけませんね。
ガイアの夜明け、観ましたよ。
また感想は改めて書きたいと思いますけど、
直後の印象としては、あまりにも大きな問題を1時間にまとめようとすると不完全燃焼になるな、と。
結局、何が言いたかったのか???
残念ながら伝わらない気がしましたが、どうでしょう?
いやいや、あれで十分です。
良く作っていると思いました。
法令遵守は今の時代当然ですが
それはさておいて、厚生省の
方針が介護職の方々の待遇改善
を考慮するという所が重要でして
その部分が放映され良かったと。
また、実際の職員さんの働く
現場もあり、大変さも出ていたと
思います。今後も取り上げて貰いたい
ものです。
厚生労働省の方針・・・
どうでしょうか?
ボクは疑い深い性質なので、若干悲観的にコメントを聞いています。
というのも、厚生労働省の新着情報で療養病床の削減の議論を見る限りは不安で一杯です。
介護と医療は表裏一体だと思うんですが、病院の療養病床の削減が介護の費用増加にそのまま向かってきます。そもそも医療費削減の目的だけでスタートしている療養病床削減ですから、この問題は大変ですよ。。。
何はともあれ、介護の話題が様々な形で取り上げられることは良いことですよね。
是非、ガイアの夜明けでも続編を期待したいと思います。
おっしゃるとおり、療養病床削減です。
基本的には診療報酬削減方針が根っこに
あります。
しかし、今回の選挙で変わりますよ。
医療・介護はみなおされましょう。
なにせ、私は長生き・極楽トンボですから。(笑)
主に経済界への配慮で、法人税の引き上げ、保険料の引き上げなど本来、検討すべき話が避けられていますからね・・・
ちなみに、医療改革も医師会への配慮でなかなか進まないような気がしますし・・・
でも、変わりますよね!
ボクも、そう信じますね。