みなさん、ハローです。ホディです。
今日は、NHKの「日本の、これから」という新番組の初回を見ました。
非常に興味深かったので、感想を書きます。
ジャイアンツが追い上げているにもかかわらず・・・
途中でチャンネルを回してしまいました。
これじゃぁ、ジャイアンツファン失格ですかね?
もちろんチラチラとチャンネルを変えながら見てましたが、
カープの野村選手のヒーローインタビューで敗戦を知りました。
残念!!
話を戻すと、今日の議題は『どう思いますか格差社会』
番組の進め方は、いくつかの質問ごとに
スタジオに有識者と一般市民の代表者がいて意見を話して、
その他に視聴者からアンケートと意見を求めながら、
みんなでいろいろ考える・・・そんな感じです。
ちなみに、スタジオの有識者は、今話題の中心の堀江社長をはじめ、
経営者ではザ・アールの奥谷社長、
その他に大学教授では大阪大学の本間教授、慶応大学の金子教授、
あとは、作家の重松さんなどがいました。
途中にニュースも入りましたが、時間は19時半から22時半まで。
途中、ジャイアンツの試合の経過を確認したり、
風呂に入ったりしてましたが、
時間的には非常に短く感じました。
内容的には、
格差社会について、以下の5つの視点(質問)から意見を求めていました。
※括弧内はその質問の回答の選択肢
○格差が広がることについて
(良くない、やむをえない、問題ない)
○成果主義について
(進めるべき、見直すべき)
○規制緩和について
(進めるべき、進めるべきでない)
○フリーターと正社員との間の格差について
(問題あり、問題なし)
○格差の固定化が進んでいるかについて
(大いに感じる、ある程度感じる、あまり感じない、まったく感じない)
本当は、その結果についてもメモすれば良かったんですが、後で気がつきました・・・
後の祭です・・・
その質問の中で興味深かったのは、反論を恐れずに言うと、
・「格差が広がることについて」、問題ないと思っている人が15%くらいしかいなかったこと
言い換えると、格差が広がることが、少なからず問題と思っている人が
85%くらいもいる ということと解釈しました。
「何の格差なのか?」と言うのも非常にあいまいですが、
“経済力(お金)の格差”と定義しますと、
まったく格差がないなんて夢の世界でしょうから、
まず格差があることは仕方がないと思っています。
個人的には極論かも知れませんが、資本主義である以上、
格差が広がることは当然だと思いますし、
“競争する”以上は、格差が広がらないと逆に不公平だと思います。
ただ、“経済力”と“人としての幸せ”は別物であって、
この“人としての幸せ”の格差が広がっているかどうかは
別の機会に議論して欲しいですね。
・「フリーターと正社員との間の格差について」、問題ありと思っている人が60%くらいもいたこと
ここの議論は特にかみ合っていなかったと感じました。
定義が不明確で、たとえば堀江社長は正社員とそれ以外の賃金格差について話をしていたように思いましたし、
一般企業の正社員とフリーターという職業の人の賃金格差について話をしていた人もいました。
基本的には、まったく同じ仕事を同じレベルでしているとしたら、
正社員とそれ以外の人は雇用形態がアルバイトや契約社員であったとしても
賃金の格差をつけるのは問題ですし、
労働基準法の同一労働同一賃金の原則にも反するため法的にも問題と思います。
(実際の判例がどうなっているかは知りませんが・・・)
しかしながら、その仕事の内容に熟練度や責任などで格差があるという前提だとしたら、
正社員とそれ以外の人で賃金の格差があることは当然であり、
職業としてフリーターを選んで(選ばざるを得なかった人もいるが・・・)
自分のやりたいことを模索しながら定職につかない場合には
その期間の賃金の格差が、熟練度や責任で差がついてしまうと思います。
もちろん会社として、コストの問題など会社の論理だけで、
熟練度などで問題がないにもかかわらず、アルバイトなどの不安定な形のままで
正式に雇用しないことは、これとは別に問題ですが・・・
・「格差の固定化が進んでいるかについて」、大いに感じるとある程度感じるで80%以上もいたこと
この質問も受け取り方がさまざまあると思いますが、
経済力のない家庭の子は、経済力のある家庭の子に比べて、
結果的に賃金の格差が生じていると80%以上も感じていると解釈しました。
ボクの意見は、格差はあると思っていますが、広がっているとは思っていないです。
事実としてどうなんでしょうかね?
有識者の誰かが、東大の学生の家庭の平均年収が
他の大学に比べて、一番高いと言ってました。
経済力のない家庭の子は、経済力のある家庭の子に比べて、“学歴の格差”がある・・・
確かにこの学歴の格差は広がっている気もします。
話はそれますが、
家庭の影響を受けるのは、経済力だけじゃなくて、遺伝などもありますし、
一番大切なのはモラルや人生観であると思います。
そのような家庭のトータルの教育力の格差は、
その子の将来の経済力や幸せの格差を生むと思います。
書きたいことはもっといろいろありますが、
ここで浮き彫りとなったことで、日本の社会の本質的な問題があると考えます。
極論すれば、『日本人は格差が嫌い』なんだと思います。
前のほうでも触れましたが、要は資本主義が嫌いと言えます。
最後のほうで誰かが「自由経済がますます嫌いになりました」と言ってましたが、
国際社会が許せば、日本流の「社会主義」でも考えた方が気質に合っている?
と感じなくもないです・・・
現実的には国際社会から孤立することは無理なので、
もっと政治の場などで議論して欲しいですね!
最後に、ボクはこういう「そもそも論」といいますか、
こういう答えのない質問に関して意見を交わすことが
とても大事だと思ってまして、好きでもあります。
ただ、公共の場でしかも決められた時間だけで意見を交わすのは難しいですね・・・
今日の番組を見ていて思いました。
きっと多くの人が自分の意見が言えないこと、
言えても十分に説明する時間と力がないことで不満に思っていたのでは?
※あえて「力がない」と言いましたが、よほど頭の回転が速いか、場慣れしないとああいう場で自分の意見を短時間で説明することは無理ですね。
少なくともボクにはその自信も力はありません・・・
NHKさんももう少し質問の定義をクリアにしたほうが良いですし、
やはり答えのない質問なので、回答の選択肢ももっと増やしたほうが良いですし、
スタジオの人の意見を聞きたいならば、人数を減らしたほうが良いと・・・
勝手な意見ですが思いました。
そして、以前のネタでも書きましたが、視聴者のアンケートの数字くらいは
ネット上でいつでも見れるように、すぐにフィードバックして欲しいですね。
生意気なことを言いますが、次回はもっと進め方が上手くなることを期待します。
いつものように長文になりました。 m(_ _)m
興味深い話だったので、この番組を見た人がいたら、
ぜひご感想をコメントいただけるとうれしいです。
今日は、NHKの「日本の、これから」という新番組の初回を見ました。
非常に興味深かったので、感想を書きます。
ジャイアンツが追い上げているにもかかわらず・・・
途中でチャンネルを回してしまいました。
これじゃぁ、ジャイアンツファン失格ですかね?
もちろんチラチラとチャンネルを変えながら見てましたが、
カープの野村選手のヒーローインタビューで敗戦を知りました。
残念!!
話を戻すと、今日の議題は『どう思いますか格差社会』
番組の進め方は、いくつかの質問ごとに
スタジオに有識者と一般市民の代表者がいて意見を話して、
その他に視聴者からアンケートと意見を求めながら、
みんなでいろいろ考える・・・そんな感じです。
ちなみに、スタジオの有識者は、今話題の中心の堀江社長をはじめ、
経営者ではザ・アールの奥谷社長、
その他に大学教授では大阪大学の本間教授、慶応大学の金子教授、
あとは、作家の重松さんなどがいました。
途中にニュースも入りましたが、時間は19時半から22時半まで。
途中、ジャイアンツの試合の経過を確認したり、
風呂に入ったりしてましたが、
時間的には非常に短く感じました。
内容的には、
格差社会について、以下の5つの視点(質問)から意見を求めていました。
※括弧内はその質問の回答の選択肢
○格差が広がることについて
(良くない、やむをえない、問題ない)
○成果主義について
(進めるべき、見直すべき)
○規制緩和について
(進めるべき、進めるべきでない)
○フリーターと正社員との間の格差について
(問題あり、問題なし)
○格差の固定化が進んでいるかについて
(大いに感じる、ある程度感じる、あまり感じない、まったく感じない)
本当は、その結果についてもメモすれば良かったんですが、後で気がつきました・・・
後の祭です・・・
その質問の中で興味深かったのは、反論を恐れずに言うと、
・「格差が広がることについて」、問題ないと思っている人が15%くらいしかいなかったこと
言い換えると、格差が広がることが、少なからず問題と思っている人が
85%くらいもいる ということと解釈しました。
「何の格差なのか?」と言うのも非常にあいまいですが、
“経済力(お金)の格差”と定義しますと、
まったく格差がないなんて夢の世界でしょうから、
まず格差があることは仕方がないと思っています。
個人的には極論かも知れませんが、資本主義である以上、
格差が広がることは当然だと思いますし、
“競争する”以上は、格差が広がらないと逆に不公平だと思います。
ただ、“経済力”と“人としての幸せ”は別物であって、
この“人としての幸せ”の格差が広がっているかどうかは
別の機会に議論して欲しいですね。
・「フリーターと正社員との間の格差について」、問題ありと思っている人が60%くらいもいたこと
ここの議論は特にかみ合っていなかったと感じました。
定義が不明確で、たとえば堀江社長は正社員とそれ以外の賃金格差について話をしていたように思いましたし、
一般企業の正社員とフリーターという職業の人の賃金格差について話をしていた人もいました。
基本的には、まったく同じ仕事を同じレベルでしているとしたら、
正社員とそれ以外の人は雇用形態がアルバイトや契約社員であったとしても
賃金の格差をつけるのは問題ですし、
労働基準法の同一労働同一賃金の原則にも反するため法的にも問題と思います。
(実際の判例がどうなっているかは知りませんが・・・)
しかしながら、その仕事の内容に熟練度や責任などで格差があるという前提だとしたら、
正社員とそれ以外の人で賃金の格差があることは当然であり、
職業としてフリーターを選んで(選ばざるを得なかった人もいるが・・・)
自分のやりたいことを模索しながら定職につかない場合には
その期間の賃金の格差が、熟練度や責任で差がついてしまうと思います。
もちろん会社として、コストの問題など会社の論理だけで、
熟練度などで問題がないにもかかわらず、アルバイトなどの不安定な形のままで
正式に雇用しないことは、これとは別に問題ですが・・・
・「格差の固定化が進んでいるかについて」、大いに感じるとある程度感じるで80%以上もいたこと
この質問も受け取り方がさまざまあると思いますが、
経済力のない家庭の子は、経済力のある家庭の子に比べて、
結果的に賃金の格差が生じていると80%以上も感じていると解釈しました。
ボクの意見は、格差はあると思っていますが、広がっているとは思っていないです。
事実としてどうなんでしょうかね?
有識者の誰かが、東大の学生の家庭の平均年収が
他の大学に比べて、一番高いと言ってました。
経済力のない家庭の子は、経済力のある家庭の子に比べて、“学歴の格差”がある・・・
確かにこの学歴の格差は広がっている気もします。
話はそれますが、
家庭の影響を受けるのは、経済力だけじゃなくて、遺伝などもありますし、
一番大切なのはモラルや人生観であると思います。
そのような家庭のトータルの教育力の格差は、
その子の将来の経済力や幸せの格差を生むと思います。
書きたいことはもっといろいろありますが、
ここで浮き彫りとなったことで、日本の社会の本質的な問題があると考えます。
極論すれば、『日本人は格差が嫌い』なんだと思います。
前のほうでも触れましたが、要は資本主義が嫌いと言えます。
最後のほうで誰かが「自由経済がますます嫌いになりました」と言ってましたが、
国際社会が許せば、日本流の「社会主義」でも考えた方が気質に合っている?
と感じなくもないです・・・
現実的には国際社会から孤立することは無理なので、
もっと政治の場などで議論して欲しいですね!
最後に、ボクはこういう「そもそも論」といいますか、
こういう答えのない質問に関して意見を交わすことが
とても大事だと思ってまして、好きでもあります。
ただ、公共の場でしかも決められた時間だけで意見を交わすのは難しいですね・・・
今日の番組を見ていて思いました。
きっと多くの人が自分の意見が言えないこと、
言えても十分に説明する時間と力がないことで不満に思っていたのでは?
※あえて「力がない」と言いましたが、よほど頭の回転が速いか、場慣れしないとああいう場で自分の意見を短時間で説明することは無理ですね。
少なくともボクにはその自信も力はありません・・・
NHKさんももう少し質問の定義をクリアにしたほうが良いですし、
やはり答えのない質問なので、回答の選択肢ももっと増やしたほうが良いですし、
スタジオの人の意見を聞きたいならば、人数を減らしたほうが良いと・・・
勝手な意見ですが思いました。
そして、以前のネタでも書きましたが、視聴者のアンケートの数字くらいは
ネット上でいつでも見れるように、すぐにフィードバックして欲しいですね。
生意気なことを言いますが、次回はもっと進め方が上手くなることを期待します。
いつものように長文になりました。 m(_ _)m
興味深い話だったので、この番組を見た人がいたら、
ぜひご感想をコメントいただけるとうれしいです。
「考える葦」さんの要約、大変的確で、日本人のディベート下手や(それに関連する記事を上記僕のブログ3/26に書きました)、NHKに望みたい改善もそのとおりだと思いました。なので、僕は今日はそれに関して書かないことにして、仙台の暴走トラックいついて書いたのでした!
また遊びにきます。楽しみにしています。