まだまだ夏だと、アサガオが今日も顔を出す。
東京は昨日のゲリラ豪雨が、
街中に充満した熱気を洗い流したかのように
秋の空気となっている。
三寒四温は春への道だとすれば、
秋への道は三暑四涼。
アサガオも季節はずれの顔になりつつあるか。
内閣総理大臣の菅直人、
芸能人と島田紳助。
希代の自己プロデュースに長けた二人が、
その表舞台から去る。
終わり方も彼ららしい顔や言葉だったと思う。
後世の歴史家が彼らを振り返ることは
恐らくないだろう。
時代を創ったわけではない。
時代が彼らを求めたことは事実であろうが。
今の時代、若さは善で、老いは悪のように扱われる。
アンチエイジング
とはまさに、自己プロデュース、
他者に自分をいかに見せるか?
という技である。
人間は、まさにその字のとおり、
他者あっての、
その間にいてこその存在であるが。
それでも、老いは宿命であり、本能だ。
それを認めないことは、
自己を否定することでもあるだろう。
去り方は最後の仕事。
余計な言葉はいらないと思う。
「他」だけを意識する存在は
それはそれで寂しい。
いろいろな意味で秋を感じた一週間。
「立つ鳥跡を濁さず」と言われるように
気を付けているが、すべてがそうならないですね!
小泉さんと菅さん、
上岡さんと紳助さん
比べても仕方ないのでしょうが、
まったく違う幕引!
自己犠牲なんて考え方は、日本にはもう
なくなってしまったような気がします。
自分さえよければ、なんでもありですか・・・
>「立つ鳥跡を濁さず」・・・
本当にそうですよね。
不本意であればあるほど、饒舌になってしまうのも人間らしさかもしれませんが。
菅さんも紳助さんも・・・
辞める理由やその立場は大きく違うので、比べるのも酷かもしれませんが、たまたま、アップルのジョブズ氏のCEO辞任の時期とも重なったことは不幸だったように感じています。