本願寺月光蟲です。
田房さんの本はミニコミ誌の「おいちわさま」からなんだかんだで9割目を通しています。
絵のタッチはかなり変わりました。
メジャー感な素晴らしい絵になった反面「とにかく怖い」と言ったイメージになっていった。
とは言えなんだかんだで読んでいる(笑)
今回は、売れてるっぽいこの漫画。
何が怖いと言うと、とにかく男にキツい。
メジャーになってからというもの一部の男の読者(学者だの知識人)以外なんか目に入ってないのかもしれない。
とにかくもう、男をやめたくなるくらい怖くなっていってる、、、。
で、母親ネタのあと、やはり、、やはりというべきか、、、
予想どおりの男を殴るネタ。
タイトルだけでかなりビビりまくりで読んだ。
やはり怖い。
夫やガキにイライラする自分を見返し、反省し穏やかな心を手に入れようとする。
素晴らしい先生等のおかげで克服していくというエッセイ漫画。
内容は素晴らしい。
絵も、話の流れも素晴らしい。
解説漫画にならないように工夫されてるのも素晴らしい。
が、やはり男の私からみると読後感はかなり嫌な気分。
素晴らしい本なのに。
漫画は流れがあるので一概にこけだけ抜き出すのもあれだが、、、
この流れのあと、警官に促される。
漫画だしある程度デフォルメされとるとは思うけど、
あまり反省せず話が次に進むという、そりゃあ恐ろしい流れに。
話のテーマは他人にイライラするのを治すってわかるがこの流れにほぼ反省無しが非常に気になりました。
おまわりが頭悪かったり、おまわり特有の女にだけ優しい性獣だったりするパターンが8割だと思うし。
殴られた旦那は良いおまわりに当たったと言える。
これ、世の中こんなパターンはまずないからな?まじで。
逮捕まで行かなくても旦那が何故かおまわりに説教されんだよ。
しかもそれわかってる女性が大半で確信犯で悪質。
旦那殴って押さえつけたらDVで通報ってほんと悪質。
それこそフェミな方は問答無用で信じるし、夜回り先生ばりの偽善者も即信じるし。
漫画はデフォルメの世界だし、テーマはそこじゃないんだが、とにかくこの流れのインパクトが凄い。
女性向けだから皆こんな場所で思考することなんかないんだろうな、と。
話の流れはカウンセリングや思考の話になって行く。
わかりやすく読みやすいしためになる。
が。
が。
Amazonのレビューのみならず、ツイッターでは賞賛の嵐。
ようは「わかるわかる」って女ばかり。
だが、ぶっちゃけ、、、
この漫画をキチンと読んでカウンセリングや自分の思考を変えてる女はそんなにいないハズ。
表面上「わかるわかる」ってネタを出してくる作家さんにはあまりアンチがつかない。
田房さんは痴漢問題にも一石を投じているが、この本の層とも被りまくりだと思ったりする。
例えば「ツマンネー本だな」と男が言ってしまえば周りの信者が炎上させてくるだろう。
「わかるわかる」ネタが上手い作家さん、特にフェミな思考を持ってる作家さんにはキチガイがまわりにつく事が多い。
政治ネタで言えば小林よしのりの本でしか政治を知らないタイプ。
作家の書いてる本質、行間を理解できない層がヒステリーになって会話がまともに成り立たなかったりする。
最近の田房さんのまわり(ネットレベル)はそんな人達だらけでとにかく客の女が怖くなっている。
文学フリマの時代は男もよく買ってるのを見たし、タコシェや潰れる前のジュンク堂新宿でも男の指示も相当あったと思うが今は怖い女達のみに囲まれていて気の毒にみえる。
この本で、男を殴って悩んでる奴らの大半はカウンセリングになんか行くわけがないと思うし、親子関係の本についても同じに思う。
「あるある系本」は怖いなあ。
男の意見なんかほんとは関係ないのかもしれない。
低価格の呑み屋で彼氏や旦那の悪口しかネタがない女子会のような読者がこれ以上つかない事を祈るように最後のページを読み終わりました。
本の内容は素晴らしいのに、本のテーマと関係ないとこで色々考えた本でした。
おすすめです。
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