こんばんは(^-^)
地域互助力向上ネットワーク
0-100地域の輪 中島直子です。
今月は、私たちゼロヒャクも推進している、エンドオブライフ・ケア協会の「いのちの授業」が唐津市内の2つの小学校でありました。
4月に、エンドオブライフ・ケア協会の事務局長千田恵子さんが先立って講師として来てくださり、市内10校近くの小学校から異年齢の親子が参加してくださいましたが、
同様のプログラムを扱う講師として
エンドオブライフ・ケア糸島唐津の笠原先生(あおぞら胃腸科院長、ゼロヒャク理事)が
千田さんも見守る中(笠原先生の言葉を借りると保護者参観のような気持ちだったとか^^)
玉島小学校の6年生に向けて開催。
そして今日は、平原小学校の5、6年生に向けて開催しました。
真剣に耳を傾ける子どもたち。
大人たちも真剣に聴きました。
いのちの大切さを味わう。
これまでも様々な取り組みがなされてきました。
いのちの「誕生」に思いを馳せ
自分達もそうやって生まれてきた1人であることを感じる機会の提供であったり。
生まれた赤ちゃんや幼児とのふれあいで
実際のいのちの重みを感じたり、
お母さんたちと、小学生中学生の交流が実現することで、お互いにとって想像してなかったよい経験が生まれたり。
継続されているのは、そこに関わるすべての人が、何かを感じたり、気づいたりして、地域でこれはいいね、やっていこう!という実を結んだ証拠ですね。
違った切り口ですが、
「苦しみ」から考えるいのちの授業。
生きている誰もがいつか、最期を迎える。
少子高齢化社会において、人生の最終段階における苦しみに直面する人たちに、今よりますます地域の1人として関わることがきっと増えていく。
自分を好きになれない。大事に思えない。
全国的に見ても、そういう若者が多いと言われる日本で、身近な子どもたちと共に何ができるか。
今、子どもたちが置かれている環境にも
「苦しみ」が存在しうることをまず気づくことかなと、私自身が感じました。
病気の人だけが苦しい訳ではありませんし、
病気であっても、穏やかでいられる人もいます。
大人が子どもに教える、というよりも…
一緒に考える。学べる機会になればと思っています。
でも、もし大人の特権を使って子どもたちに何か言えるとしたら。
「これからの人生で苦しいときに、
あなたは絶対に一人じゃないよ」
いのちの授業を通して
そう伝えられる大人でありたいと思います。
千田さんが唐津に来てくださりご一緒した数日間、スポンジのように多くのことを吸収し、知識だけでなく、生き方として実践されていることを肌で感じました。
様々な立場の方々にお話をするときにたくさんの語彙を持ち合わせているにもかかわらず、言葉の使い方一つ一つがとても丁寧で、時にはチャーミングで実直な方です。
笠原先生の、一貫して子どもたちを「待つ」「肯定する」姿勢は、あたたかい言葉だけでなくそのテンポや表情に豊かにあらわれます。
お二人とも、特別な人間だからできることなのか?
決してそうではありません。
経験を聴くときに、
聴いてみないと分からない。
一人一人、経験してきた違う苦しみがあり
そこから何かを学ばれている、という点で共通しています。
8月11日。横浜で学んできます。
「いのちの授業」研修を受けてきます。
今はまだ、浅い言葉でしか伝えられていない部分も、深く伝えることができるのか、否か…。
送り出してくれる大切な人たちを思い浮かべながら
がんばってきます(^-^)