こんにちは
【翻訳商社】マンです
「Google翻訳」と「POCKETALK (ポケトーク)」
「翻訳」や「通訳」にほとんど縁のない方でも
これらのサービス名や製品名
最近よく耳にするのではないでしょうか
※Google翻訳 https://translate.google.co.jp/?hl=ja
※POCKETALK https://pocketalk.jp
読む、書くは「Google翻訳」
聞く、話すは「POCKETALK」
この二つがあればとりあえず
どこの国の人とでも
最低限のコミュニケーションが可能
と言っても過言ではなく
その貢献度合いは思っているよりはずっと
高いと思います
たとえば英語など
多少の備えがある言語は別として
アラビア語やスワヒリ語、ヒンディー語など
ほとんどの人(日本人)がまったく
「読めない、書けない、聞けない、話せない」
そんな言葉が"とりあえず"でも
わかって伝えることができるようになったのですから
それはさておきご存知とは思いますが
「Google翻訳」は機械翻訳のひとつであり
「POCKETALK 」は音声翻訳機(=自動通訳)のひとつです
両方の違いは
機械翻訳は「文字→文字」への変換であり
自動通訳は「音声→文字→文字→音声」という変換である
ということですが
「文字→文字」という根幹では両方とも
同じテクノロジーに基づいています
※ただし自動通訳の場合、最初の「音声→文字」への変換、いわゆる「文字起こし」の部分が技術的にかなり大変で、性別、年齢、声の高低、活舌、音質その他の別なく発話を正しく文字に変換するために膨大な数の音声サンプルを集めて…、みたいな話を以前業界の方にお聞きしたこともあります
いずれにせよこの
「文字→文字」への変換過程に
「AI(人工知能)」が使われるようになったことで
機械翻訳および、自動通訳の根幹部分の精度が上がり
結果的に今の活況があるということでしょう
※もちろんその背景にある海外渡航者の増加や、来日外国人観光客(インバウンド)の増加や外国人労働者の受け入れ拡充といった国策が功を奏しているのは言うまでもありません
私は商売柄
「経験豊かなプロの翻訳者による翻訳」
を強くお勧めしていますが
自分自身の海外との通信には結構
Google翻訳を使わせてもらっています
Google翻訳が吐き出した翻訳(英訳または和訳)
そのまま使うことはできませんが
少なくとも辞書を引くことは減りました
それだけでも私にとってはまさに
いや万民にとって夢のようなツールであること
間違いないでしょう
※英語以外の言語については、自分自身でその精度を体感できない(良いのか悪いのかわからない)ので、ここでは意見を差し控えます
そんな素晴らしい機械翻訳や自動通訳機ですが
まだそのままビジネスで使う域には
残念ながら達していません
翻訳に於いて現時点で使えるのはおそらく
海外とのメールのやりとりであったり
ECサイトの商品案内(説明文除く)など
精度(翻訳品質)をあまり問われないかまたは
単語の羅列であるドキュメントにかぎられます
通訳に於いてもさほどクリティカルでない
観光や親しい間柄のビジネス相手との話
に留めておいたほうが賢明と思われます
つまり今の時点で必要なのは
それら文明の利器と
従来からのプロ翻訳者による翻訳
プロ通訳者による通訳の
”正しい使い分け”なのです
どうか賢く正しく使い分けて
それぞれのメリットを存分に
享受していただきたいと思います
ちなみにプロ翻訳による高品質翻訳が必要な場合は
お気軽にお問い合わせください
「どう使い分けたら良いのかイマイチわからない」
そんなご相談も大歓迎です