春日市白水大池公園 星の館

街中にある天文台で星空にとけ込もう

金星の満ち欠け

2020年02月29日 | 星空解説

こんにちは、さかいです。

今日は雨ですねぇ。そしてだいぶん肌寒い。体調を崩されませぬよう…( 一人一)

 

 

 

さて、昨日の続き。

『金星は欠けるほど明るくなる!』についてです。

一晩モヤモヤしましたか?それなら僕の作戦成功です( `ー´)にやり。

 

 

 

 

さてさて、金星の満ち欠けの話の前に、まずはもっと身近なの満ち欠けから行きましょうか。

 

 

 

コレ、意外と説明が難しいんですよねぇ…(-_-;)苦手~。

 

【3ステップで解説♪】

①月は太陽の反射で光っています。

②月はだいたい27日くらいかけて地球の周りを1周するので、地球から見ると毎日、月の位置が変わります。

③月の位置が変わり、太陽の反射で光っている面がどれくらい地球から見えているかによって満ち欠けをして見えます。

 

 

こんなところでしょうか。

例えば新月のところを見てもらうと、【太陽ー月ー地球】って並んでます。

月に太陽の光が当たっていて球体の半分は光っているはずなんだけど、地球から見るとすべて月の背中に光が当たっているため、全く月が見えない…ということになります。

逆に満月の時は、【太陽ー地球ー月】と並び、地球から見ると月の正面すべてに光が当たっているため、真ん丸お月様になる…ということになります。

 

は地球の周りを回っているので常にだいたい同じ大きさに見えます。(スーパームーンとかほんのわずかに大きく見えるような気がするときもありますけどね)

同じ大きさだから、単純に地球から見た時に太陽の反射で光っている面が広いほど、つまり満ちているときの方が明るく見えます。

 

 

 

 

それでは金星の満ち欠けを見てみましょう。

ちょっと図が変わります。

 

 

 

金星は太陽の周りを回っていますね!地球と同じ“惑星”の仲間です。

惑星も自ら光を放ちません。太陽の反射で光っています。

 

太陽の反射で光っていて、金星の位置を変わり、地球から反射している面がどれだけ見えているかによって満ち欠けをします。この部分はと同じです

 

月と違う点は、

①地球と同じく、太陽の周りを回っている

②地球よりも内側を回っていて、地球よりも早く回る。

③地球よりも早く回るのでいつか追い越す。

 

 

 

いままさに金星は太陽の手前側を通り、追い越そうとしている最中なのです!

3月、4月、5月とぐんぐん地球に近づいて、、、6月になると太陽の手前を横切って、明け方の空に移動しちゃいます。

 

金星は月と違って、図の通り地球から遠ざかったり近づいたりするのです。物体が近づくと当然大きく見えます。

 

金星が近づくと、大きく見えるけど欠けていく。

欠けているけど大きく見えるので、満ちているときより明るく見える。

 

 

というわけなのです( `ー´)

 

 

 

 

 

 

 

はぁぁぁ……

文章で伝えるのがこんなに難しいとは…(*´Д`)

おはなし会がしたい…。と思った午後の昼下がり。

 

 

3月は『金星をみよう』のイベントがあと2回ある予定だったので、

また別の機会にも金星の話を書きますね~!

 

夕方から夜の早い時間帯、西の空にどの星よりも明るく輝く金星を、良かったらご自宅から探してみてください♪

それでは~

 

さかい

 

☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆-☆ 

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コメント (2)
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