ホワイトのお部屋

日本画を描く日々の悩みや喜び

市民劇場「おとうふコーヒー」の感想

2022-10-01 09:59:16 | 日記
 記事とは全く関係ない約15年前の某公民館の日本画教室(若い!)

◇ 昨日見に行った市民劇場9月例会劇団銅鑼「おとうふコーヒー」の感想を少し。

 何十年ぶりかに見た生のお芝居。
 怒鳴るように言うセリフ、大げさすぎる身振り、・・・お芝居につきもののこれらは舞台上の展開だから仕方ない。身体の動きを大きくしないと舞台は映えないに違いない。
 舞台は、とある特養ホーム。私には特養というよりグループホームの印象。
 台風の襲来でホームへの唯一の道にかかる橋が冠水している中で、入所者のふみおばあちゃんが最後の時を迎えようとしているという設定。
 現在と過去が前後して展開する。
 入所して間もないふみおばあさんを訪ねて来た孫の瑞樹、小さい時から可愛がってくれたおばあちゃんに性同一性障害のカミングアウトする場面は思わず涙がこぼれそうだった。可愛い女の子の瑞樹が男の子になっちゃった・・・混乱するふみおばあちゃん。苦しむ瑞樹。でも言わなくては・・・
 ふみおばあちゃんも瑞樹もステキだった。名演だと思った。
他に名演だと思ったのは、元消防士だった認知症の老人と過去に傷を持つボランティアの加後さん。
 強烈キャラの民生委員の旗本さんは、お芝居ではこういう存在も必要で、いい味を出していた。
 人生の終わりを迎える施設。皆さんがこのはるおばあちゃんのように迎えられたらいいのだけれど・・・

以上、何十年ぶりかに生のお芝居を鑑賞した私の独断と偏見の感想です。