風信子(ひやしんす)の☆本の紹介&エッセー☆俳句

濫読・雑読の風信子(ひやしんす)が気の向くままに、お気に入りの本を紹介いたします。

☆ 『リンゴが教えてくれたこと』~農業家、木村 秋則さんの本を読んで・・・。

2011年03月27日 | ☆ひやしんすの☆好きな本の紹介♪
リンゴが教えてくれたこと (日経プレミアシリーズ 46)
木村 秋則
日本経済新聞出版社


東京・白金台の閑静な住宅街にひっそりと佇む一軒家フレンチ『Chez Iguchi 』(シェ・イグチ)のオーナーシェフである井口久和さんは、

木村 秋則さん(青森県弘前市)のリンゴ園で栽培されたリンゴのことを『奇跡のりんご』とよんでいます。

なぜ奇跡のリンゴなのかは、 http://www.cheziguchi.com/kimura_sp.htmをご覧ください。

そうですね。木村さんの育てたリンゴは腐らなかったらしいです。


無農薬・無肥料・自然栽培によるリンゴ栽培から始まった木村さんの仕事は国内・海外における農業指導をするまでになっています。(全国各地での講演もされていましたが、あまりの忙しさに中止されているようです。)



本を読んで知ったこと。アメリカ大気圏局の発表によると、農家が利用する肥料・農薬は温暖化現象に拍車をかけているということです。

つまり、10キロの窒素肥料を作物にまくと半分の5キロは空中に舞い上がり、ガス化してしまうということ。大気汚染の原因の一つになっているという指摘です。

もっと詳しくは、『降りていく生き方』http://www.nippon-p.org/blog/2010/08/post_122.html

 の記事の下のほうにあります。以下は、『降りていく生き方』の参照です。

これは、先頃報道された読売新聞の記事でも報じられました。

======== 以下、読売新聞より引用 ======================

一酸化二窒素(N2O、亜酸化窒素)という温室効果ガスの大気中濃度が1950年代から急増しており、その主な発生源は窒素肥料が散布された農耕地であることが、南極などの雪氷内に閉じこめられた過去の大気の解析で明らかになった。洋研究開発機構・地球環境フロンティア研究センターなどによる分析結果で、人口増に伴う農耕地の拡大のほか、化学合成された窒素肥料の普及と過剰散布も背景にあると考えられるという。
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木村 秋則さんという方は、まるで昆虫学者ファーブルの様ですね。虫の観察から始まり、キュウリのひげが、好きな人になら巻き付き、苦手なら巻きつかないとか結構おもしろいことばかり書いてあります。

そして、簿記を学んで会社勤めもしたこともある木村さんは経営家でもあります。単なる思い付きでやってこられた訳でもなく、理論の裏付けもあり利益も考えてのやりかたなのです。

さらに、農機具などの修理も自分でこなさなきゃ農家運営はできないと唱えることが立派です。ちょっとしたものなら自分で修理していこうと考えることが出来る人はなかなかいないらしいです。

最後に木村 秋則さんのサイトを二つ紹介します。

オフシャルサイト: http://www.akinorikimura.net/

Facebook 木村秋則-Akinori Kimura-|自然栽培実践塾@はくいさん:

             http://www.facebook.com/album.php?ofile=1&id=196315137063194

なんだか私もフェイスブックしたくなってしまったなあ。



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