「看護師試験、インドネシアとフィリピンの計3人合格」
経済連携協定(EPA)に基づいて、インドネシアとフィリピンから受け入れていた看護師候補者3人が、国家試験に合格したという記事です。受け入れを始めたのが2008年で、合格者が出たのは今回が初めてとのこと。日本人も含めた全体の合格者は47,340人で、合格率は90%。一方、両国から来て研修中の看護師候補者は今回、254人が受験して合格率は1%ですから、いかに狭き門かが分かると思います。
経済連携協定(EPA)に基づいて、インドネシアとフィリピンから受け入れていた看護師候補者3人が、国家試験に合格したという記事です。受け入れを始めたのが2008年で、合格者が出たのは今回が初めてとのこと。日本人も含めた全体の合格者は47,340人で、合格率は90%。一方、両国から来て研修中の看護師候補者は今回、254人が受験して合格率は1%ですから、いかに狭き門かが分かると思います。
まずは、合格したお三方にお祝いを言いたいですね。非常に困難な環境の中で、相当にがんばったのでしょう。また、受け入れ先である三条市や足利市の病院関係者も喜んでおられるでしょうね。
が、一番ホッとしているのは、このEPAに基づく枠組みを作った政府関係者(=官僚の皆さん)かも知れません。もしまた一人も合格者が出なかったら、いよいよこの枠組み自体の有効性が問われる自体になったでしょうからね。
しかし、すでに送り出す側であるインドネシアやフィリピンでは、今のスキームに対する熱気や期待は失われつつあるようです。また、受け入れる側である日本の医療・介護施設の方でも、応募に消極的になっているという話を聞いています。
今回合格した3人の方々、それでも日本で資格を取って、日本で医療を担い、日本で生活していきたいと思ってくれたのだとすれば、本当にありがたいことです。これを機に、以前このブログでも訴えたように、担い手にも、受け入れ施設側にも、そして利用者にも、みんなに喜ばれる制度づくりを進めていくべきです。
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