今日の夕方、『「民主党への緊急提言」を受けての勉強会』第2回会合を開催し、呼びかけ人の一人として私が司会進行を務めさせていただきました。
この「民主党への緊急提言」は、昨年末、生活経済政策研究所(生活研)が「民主党よ、政権交代時の初心を忘れるな!」という強い思いで叱咤激励のために政策提言をしてくれたもの。その提言をしっかり受け止めようと、斎藤つよし衆議院議員を中心に、衆参の議員が集まって呼びかけ人となり、勉強会を開催しようと企画したのがこの勉強会です。
先週、2月15日に第1回会合を開催。100人以上の議員が集まってくれて、これはぜひ継続的に勉強会を開催すべきだと呼びかけ人も思いを強くして、今日の第2回の会合となりました。
今日は、東京大学社会科学研究所教授で、生活研の所長でもある大沢真理さんを講師に迎え、「民主党の社会保障政策を考える」と題して講演をいただきました。大沢さんは、1990年代移行、政治が税制や社会保障制度を悪い方向に改革し、再分配機能や弱者救済機能を弱めてしまったために日本経済が弱体化してしまったことをデータを使いながら説明。今やるべきは、民主党が政権交代の時に約束した「年金や健康保険の一元化による公平性の確保」「税や社会保障による所得再分配機能の強化」「子ども・子育てへの社会保障の強化」「現役世代の負担軽減による可処分所得の増加」をしっかりと実現すべきだ、と主張されました。
質疑応答では、参加した多くの議員が質問を出してくれて、大沢さんと大変有意義なやり取りをさせていただきました。2009年の政権交代時に民主党が約束したことは間違っていなかった、だからこそ、国民の皆さんにあらためてその必要性を説明し、理解を得て、政治の責任として政策を実行していく必要があると、参加した多くの議員が思いを新たにしたことと思います。