今週、8月24日から27日までの4日間、北方四島交流(ビザなし交流)で択捉島に行ってきます!
実は、国会議員になってからぜひ一度、北方領土を実際に訪問して、現地の実情を見聞したいと考えていました。毎年、実施されているビザなし交流には、国会議員枠が設けられていて、毎回、1~2人の国会議員が参加させて貰えるのですね。そこで、昨年からずっと希望を出し続けていたのですが、希望者が多かったせいかなかなか順番が回ってこなかったのです。
そうしたら、今回、ようやく順番が回ってきて、行かせて貰えることになりました。8月24日(金)出発、8月27日(月)帰着の、北方領土問題対策協会主催の択捉島訪問団です。団員は、総勢50名。国会議員は今回2名で、私と、衆議院から山岡達丸衆議院議員。団の中心は、元島民の2世、3世の皆さんや、各地の県民会議代表の皆さんです。通訳5名、医師1名も同行してくれます。
そもそもビザなし交流事業は、1991年に、当時のソ連・ゴルバチョフ大統領が訪日した際に提案があり、「領土問題を含む日露間の平和条約締結問題が解決されるまでの間、相互理解の増進を図り、もってそのような問題の解決に寄与すること」を目的に、ちょうど20年前の1992年から始まったものです。
交流の対象者は、(1)北方領土元島民、その子および孫、それらの配偶者、(2)北方領土返還要求運動関係者、(3)報道関係者、(4)学術、文化、社会等の専門家、と決められています。これまでの日本側からの訪問は、259回で、10,422人に達しているそうです(ちなみに、北方四島からの訪問は179回で、7,653人)。
「相互理解の増進」が交流の目標ですから、現地でも、北方四島に住むロシア人の皆さんとの交流が中心です。具体的な行程は下記の通り。択捉島は、現地で宿泊施設がないため、出港後は船内泊です。本当は、ホームステイが出来るといいのですけれどね。
8月23日(木)
根室・千島会館集合 ~ 納沙布岬視察 ~ 結団式・事前研修会
8月24日(金)
09:00 出港 ~ 国後島で入域手続き ~ 択捉島・内岡湾着(船内泊)
8月25日(土)
09:00 択捉島上陸 ~ 島内日程( 視察、ホームビジット) ~ 船内泊
8月26日(日)
09:00 択捉島上陸 ~ 島内日程(視察、住民交流会、夕食交流会) ~ 船内泊
8月27日(月)
09:00 出港 ~ 船内で解団式 ~ 午後 根室帰着(終了)
ということで、 8月22日の午後、東京を出て根室に向かいます。根室出航後は、インターネットにアクセス出来ないと思われますので、しばらく音信不通になりますがご心配なく。そして、帰国後の報告を待っていて下さい!