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BNCT 日本発のがん治療を世界へ

2021-10-14 21:38:34 | がん治療
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/20175/
BNCTで「唯一無二の企業に」日本発のがん治療を世界へ|ステラファーマ・浅野智之会長/上原幸樹社長|ベンチャー巡訪記
更新日2021/01/21

https://www.sangyo-times.jp/article.aspx?ID=3173
世界をリードするがん治療「BNCT」
難治性/再発がんにも適用
2019/12/13

https://column.ifis.co.jp/company/stock-r/134408
ステラファーマ<4888> 薬剤の販売開始により、今後の成長速度を左右するのはBNCTの普及度合い
2021/04/30

http://www.pmrc.tsukuba.ac.jp/research/index.html
熊田 博明 / KUMADA Hiroaki
筑波大学医学医療系生命医科学域准教授
筑波大学陽子線医学利用研究センター 中性子医学研究開発室長

欧米各国が失敗に終わったBNCTが、なぜ日本で目覚ましい成果を上げることができたのでしょう?

BNCTでは中性子線を使うので、欧米では放射線治療医が行っていました。欧米の医師らはBNCTの原理に頼って少量の中性子線量から段階的に線量を上げて治療を行っていましたが、非常に悪性度の高い悪性脳腫瘍は、治療効果が出る前にがんが再発して全く効果が表れなかったため、やめてしまったという話を聞いたことがあります。これに対して、日本では脳外科の医師がこの治療を引っ張ってきました。脳外科医はこのがんが以下に悪性度が高くて、中途半端な治療では治らないことをよくわかっていますから、治療効果が出るようにしっかりと照射計画を立てて治療を行ってきた経緯があると思います。日本でBNCTが成果を上げてこられたのは、日本の医師たちの「患者さんを治したい」という強い意志の賜物だと思います。

今後、BNCTががんの標準治療になる可能性はありますか?

BNCTという治療法は、原理的にはがんに薬が入って、そこに中性子が届けば、どんながんでも治せるわけですから、将来的には既に確立されている標準治療に置き換わっていく可能性は十分にあると思います。たとえば乳がんは表在性のがんで中性子も届きやすいので、適応になる可能性があると思いますし、既に京都大学では臨床研究もおこなわれています。普通のエックス線治療では何回かに分割して少しずつ治療しますが、BNCTでは1回で治療が終わりますので、患者さんの負担も非常に減らすことができます。
もちろん、いまは標準治療でエックス線の治療が確立している分野に、いきなりBNCTに置き換わることはないと思います。例えば、1回目の治療でエックス線治療を受けて再発してしまった場合2回目の放射線治療はできませんが、BNCTなら適応になりますので、再発乳がんはよい適用になるのではないかと思います。そこである程度の治療効果を示していくと、初発のがんに対しても適応拡大していくという流れになるのではないかと思います。

将来的には、BNCTはどの程度普及していくと見込んでいますか?

将来的には50施設以上、少なくとも各都道府県のがん拠点病院には導入されていくのではないかと期待しています。さらに欧米の先進国やアジア新興国にも広く導入されると思います。BNCTの装置自体は陽子線治療や重粒子線治療よりは安価に整備でき、また、エックス線や陽子線とは対象となるがんが違うので、すでにエックス線や陽子線を持っている病院でもBNCTを導入しようと思ってくれる病院がいるのではないかと思います。エックス線治療装置は国内に800機以上整備され、がん拠点病院だけでなく各都道府県のいろいろな医療機関に導入されていますので、BNCTも速やかに広く導入されることを期待します。









スライムの主成分で効果アップ 第5のがん治療法 ホウ素中性子捕捉療法(BNCT) – Tokyo Tech Research




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