イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

夕張みたいなことにはならない

2018-10-13 09:18:10 | Weblog
 昨日の夜、NHK総合「きらっと新潟」で、篠田昭新潟市長のインタビューがありました。
 
 基金が底をつくような事態になって、財政再建は次の市長に託す…そういう状況になった理由は何なのか。市長から納得できるような説明はなかったです。

 そして基金が少なくなったといっても、他の財政状況を見れば大丈夫なんだと。
 「夕張みたいなことにはならない」と。

 何だか、ずいぶん失礼な言い方のように思いました。

 90年代前半、夕張を訪れました。石炭博物館、夕張メロン、夕張駅…。過去のにぎやかさを想像させるものはあっても、現状の厳しさもまたわかりました。

 その後、財政再建団体に指定されるわけですが、新潟市のことを夕張市と比べるというのは、ちょっと意味合いが違いすぎるし、やはり失礼な感じがします。

 政令指定都市となったことが無理だったという部分、市長が言うわけないでしょうが、検証の必要あると思います。

 本州日本海側初の政令指定都市、というのにこだわったからではないかと思います。
 「初」が好きだから。日本海側初だと福岡市があるから、当てはまりません。
 本州日本海側初というのは、金沢市に先を越されたくないと思ったからでしょう。北陸新幹線が金沢まで延伸したら、新潟より諸々条件がよくなるのではないかという予想は誰にでもできたことですし。

 BRTは物珍しさの連節バス導入、水と土の芸術祭は「大地の芸術祭」と間違えられたらいいなぁというネーミング、その辺の諸々が前回の市長選で得票数にあらわれたと思います。対立候補2氏の合計票は、篠田票を大きく上回りました。

 最後の4年間が、より基金を減らすことになったんだから、失敗を強引に継続したという結果だと思います。

 もっとも、新潟市の財政など小さな規模で、国の借金を考えたら危機的状況はそっちなんだよという、開き直りが今後出てきたりして…。