イタグレと暮らす戌年男のブログ

 イタリアングレーハウンド(イタグレ)と過ごす中で、家族、趣味、出来事についての感想などを書きたいです。
 

誰も思いつかなかったことの問題

2020-10-29 11:23:28 | Weblog
 地元紙に横田めぐみさん関連の記事が、載っています。
 このところ何回が掲載されていますが、今日は当日のことが書かれていました。

 1977年11月15日。
 
 写真は山口県萩市で家族旅行をしているもの。
 お母さんと子供たち。撮影はお父さん。

 それから2年後。
 
 帰りが遅いからと家族が探しに出て、見つからないから夜9時頃県警に通報。
 警察犬が足取りを追って、ある交差点でくるくる回る。そこから先はわからない。

 次の文章が印象的というのか、当時の様子を思い起こさせます。
 『だが脅迫電話はない』
 『午前零時、いったん捜査は打ち切り。夫妻は居間の電話台の横で、眠れない一夜を過ごした』

 やはり、営利誘拐が一番考えられたのだと思います。
 滋さんが日本銀行勤務ということもあり、めぐみさんは誘拐された、身代金の要求があるのではないか。そういう扱われ方だったように思います。
 
 今日の掲載写真からも、当時の生活水準を考えると、そういうことを思わせるものがあります。

 その翌年の7月31日、蓮池薫さんと奥土祐木子さんが柏崎海岸から行方不明に。
 こちらは、お二人がつき合っていたこともあり、駆け落ちではないかという憶測がありました。誘拐というのはあまり考えられなかったように思います。

 北朝鮮に拉致された、そんなことは全く考えられず。
 その点が一番大きな問題のようにも思いますが、検証的なことはないです。
 日本海を渡って連れさられた、新潟市の海岸から、柏崎市の海岸から。工作員が活動していたことも知られていなかったのだとしたら、その問題はどう考えられているのか。

 今は、横田めぐみさんの一刻も早い帰国を願うのみですが、あの時どうして考えられなかったのか。
 用心しましょうという話があれば、下校時であれ、夏の海岸であれ、注意していたかもしれないのに、という思いもいまだに残ります。


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