今日は、200年住宅の現場へ大工工事、電気工事の打ち合わせをしてきました。
この物件に私は施主(想定)と設計(意匠)の立場で関わっていますが、
上の写真は、建具の枠(壁と建具の取り合い部分)です。
私が正月に考え、図面を描いた部分です。
住宅には、この納まり(ディテール)が多かれ少なかれ、
必ずあります。
私が描いた図面を大工さん達がかたちにしていく。
設計者は、頭で想像し図面にしますが、
やはり、形になってみないとわからない部分があります。
今日の感想としては、少しほっとしました。
いろいろ挑戦した納まりなので、仕上がりが楽しみでもあり、不安でもあります。
また、今日は階段部分などの納まりを打ち合わせ。
階段は特に考える部分が多い気がします。
設計担当、現場監督、大工さん、そして私、
私の図面・スケッチと、実際の現場を見比べながら、
できるかできないか、どう作っていくかなど、いろいろ検討します。
帰りに、設計担当から一言
「いい階段になりそうですね。」
これも、ほっとしました。
住宅・建築というのは、試作ができません。
お客さんなどの要望を受けて、一生懸命考えて図面をおこし、
現場と打ち合わせをし、完成させる。
その作業を繰り返すことにより、
住まい手、作り手、いろいろな人の「想い」が「かたち」になっていきます。
有り難いことは、関わっている人みんなが、
少しでもいいものにしようと、いろいろ意見を出してくれます。
これが、国興の強みの一つでもあると思います。