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皆さん、おはようございます。
先日、田中製材に材木を買いに来たお客様が、
入り口に飾られた菖蒲に気付かれ、
「今、菖蒲飾ったりちゃんとやるところあるんだねぇ。」
と言われました。
そういえば、この菖蒲、どういう意味があるのか詳しく知らない。
ちょっと、調べてみました。
古代中国では陰暦の5月は、気温も上がり、食物も腐りやすくなるため、
薬草の力によって病気から身を守ろうという風習が発生したと、
推測されるそうです。
菖蒲は薬効成分が強い薬草で、
菖蒲を軒に挟むことにより毒気をはらう、
菖蒲を枕の下に敷いて寝て邪気をはらうとされ、
効能が大きいことから、日本でも「菖蒲の節句」として、
かなり古くから(平安時代あたり)から認識されていたそうです。
そして、武将時代、武家の家に男の子が誕生すると、
健やかな成長を願って、お祝いをするようになり、
それがやがて庶民の間へも広がり、男の子の誕生の祝いや、
厄除け、健康祈願の行事になり、現在のような端午の節句と
なったとのことです。
今回、飾ったのは、先週末、母に言われ私がやりましたが、
正直、人に言われるまで、何で菖蒲飾るのか?
気にもとめていませんでした。
風習だからどこでもやっているものだと。
何気なくやっていたことでも、
ちゃんと意味がある。由来がある。
そして、その気になる。
日々いろいろある中で、こういうことで、
少しでも前向きな気持ちになり生活できるとすれば、
必要なことかもしれません。