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家族旅行の記

ルパン三世カリオストロの城シネマコンサート&大野雄二ベストヒットライブ

2022年01月29日 | Weblog
 カリオストロの城全編上映と、大好きな大野雄二のルパン三世以外の曲の生演奏が聴けることを期待して、チケットを取り、1月28日に一人で東京国際フォーラムに行ってきた。1泊して、シュマッツでドイツビールでも楽しんでのんびり週末を過ごそうと思っていたが、コロナの急拡大。行くのをあきらめようかとも思ったが、二重マスクでどこにも寄らず、何にも触らずで行ってきた。
 第一部の映画上映では、セリフ以外の全ての挿入曲やBGM、効果音が生演奏だったのには驚いた。ただ、何度も何度も見た映画だからこそ、ちょっとした曲のズレや違いが違和感になってしまう。第二部は大野の作品がビッグバンドで聴けて良かった。中でも、大追跡、犬神家の一族の愛のバラード、水もれ甲介などは最高だった。松崎しげるの人間の証明のテーマは、音域の広さがすごいと思うが、ちょっと苦しかった。
 大野雄二の曲で自分が好きなのは、他にミスティトワイライト、日産の世界の恋人、24時間テレビのテーマなど。ルパンばかりでなく素晴らしい曲がたくさんあるのに、結局演奏される曲の7割はルパン関連の曲になってしまうのは残念。カリオストロの曲はもちろん最高だが、絵やストーリーの素晴らしさは宮崎駿の才能の成果で大野の功績ではない。ルパン全部を大野が独り占めしているようにも思えてきたが、だからこそルパン以外の曲をもっともっと披露してほしい。
 それでも、たった15分の休憩を挟んで3時間以上の演奏しっぱなしはすごいと思った。それが大好きな大野の懐かしい曲ばかりなのだから、1万円のチケットは高くなかった。
 途中、上司から仕事の電話がかかってきた以外は、好きなことをするという、久々に人間らしいひとときを過ごすことができた。周囲の観客もマナー良く、感染対策を気遣っていたから、行って良かった。
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