AKB48の旅

AKB48の旅

何度目かの「寛容と多様性ということ」

2018年03月16日 | AKB
欅坂46に『坂道合同新規メンバーオーディション』が与える影響は? グループ体制強化への期待

坂道グループの運営関係者は「坂道合同オーディションとして、過去最高となる10万人の応募を目指します」と説明しており、日刊スポーツは「『全日本国民的美少女コンテスト』のような国民的オーディションになるかもしれない」と報道している。AKBグループが総選挙というファンを巻き込む一大イベントを確立させたように、坂道系も合同オーディションを一つのイベントとして仕上げていく可能性もあるだろう。今回はセミナーと銘打った説明会を開催するなど、まるで就職活動のようである。オーディションをひとつのエンターテインメントにすることで、グループそのものへの注目度も高まることが予想できる。

なかなか示唆に富む指摘。というか、坂道グループの目指す方向性として、これは真の意味でのイノベーションに通じてる可能性がある。さらっと「まるで就職活動のよう」と書いてあるけど、正にそれ。アイドルのオーディションが、企業とかの就職活動と同等になる、社会に対して "equally contributed" になる、そういう価値観の転換を目論むということになるんじゃないか。

しかも、こういう方向性というのは、現状のAKBGサイドでは難しいと思われるだけに、適材適所、秋元グループ全体としての寛容と多様性の増大をもたらすことに繋がる。実に秋元氏らしいと言えると思う。

もちろん、秋元イズムの常としてリスクはあるだろうけど、リスクを取らずしてのイノベーションはない。予定調和は、予期せぬ形でこそ壊せるという真理。