湘南・寒川 カラーサロン【イデアル】色若美人道

日常生活を明るく、楽しく、晴れやかにする方法

父が永眠しました

2021-08-02 | ●認知症の父について

こんにちは

あなたを120%輝かせる色を見つける
カラーコンサルタントの琴崎京子でございます。

 

あなたのご両親はご健在でしょうか?

私の父は つい先日、7月26日に亡くなりました。
母は約10年前に他界しています。

この世から両親がいなくなるというのは、心寂しいものでございますね。

 

このブログに、約1年前から亡くなるまでの経緯について 書き残しておきます。

 

昨年の今頃、私は約一ヶ月間つきっきりで、父親の介護をしていました。

肺炎をこじらせて、重篤な病状になった父は、ひと月半入院して治療を受けました。

なんとか持ち直して多少元気が出てくると、強く退院を望むようになりました。
ということで、治療半ばのまま退院し、通院しながら療養するようになりました。

 

その時には「とにかく元気になって欲しい」としか考えていませんでした。

この状態さえ乗り切ってくれたら、また元通り元気になって、長生きしてくれると信じていました。

その気持ちが報われて父は回復し、普通に何でも食べることができるようになりました。

 

私は、自分の自宅に戻りました。
後は私の妹と 私の息子が折に触れ 父の様子をみてくれるようになりました。

一日に4回、訪問介護(ヘルパー)さんに入っていただき、なんとか日常生活をこなしていました。

父は最後まで自分の家に居たがりましたが、認知症の進行で、それはさすがに無理ということになりました。

 

そして、9月。

安芸高田市 美土里町にあるグループホームに入所することになりました。

グループホームというのは、認知症の人たちが集団で生活するスペースです。

寝起きするのは個人の部屋です。
日常生活は、グループ単位で行い、訓練を受けたスタッフの方々が24時間体制で見守ってくださいます。

 

入所するときはとても嫌がり、スタッフの人の協力でなんとか置いて帰るという状況でした。
入所に立ち会った妹と 私の息子は、たいへん辛かったようです。
私はその場に居なくて、二人には本当に申し訳なかったと思っています。

 

「家に帰りたい病」は半年くらい続いたようです。

家族の者の顔をみると里心が付くので、気持ちが落ち着くまで、顔を見に行ってはいけないと言われていました。

そのうえ、新型コロナの感染予防もあり、グループホームへの面会は、すべての入居者に対して不可能となっていました。

 

昨年9月に入所して以来、約半年間は面会ができず、やっと顔を見て話ができるようになったのは、今年の3月頃でした。

その頃にはもう、気持ちも平静を取り戻し、グループホームで穏やかな日々を過ごすことができるようになりました。

毎日、おいしい食事をいただき、四季折々の行事を楽しんだり、歌を歌ったりして、身体も元気になってきました。

ああ、良かった。
私は この平和な日々がしばらく続くと ほっとしておりました。

コロナが収束すれば、みんなで集まって温泉に行きたいとか、大阪の親類を訪ねたいとか・・・
私は計画をたてておりました。

 

しかし、5月の半ばに グルーぷホームから
お腹が痛くてご飯が食べにくいという連絡があり、急遽、胃の検査を受けることになりました。

検査の結果は ステージ3の進行性の胃癌であることがわかりました。

 

その日から なくなる日まで、あっという間に過ぎました。
もう放射線治療には耐えられそうにないので、直すための治療はせず、ただ痛みが出ないようにケアしていただくことになりました。

癌と診断されてから、たった2ヶ月半の命でした。

主治医の言葉によると、死因は、癌というよりむしろ老衰ということでした。
癌の痛みで苦しむこともなく、眠るように穏やかに息を引き取りました。

 

合掌 南無阿弥陀仏


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