尾タケ館
城名 |
尾タケ館 |
住所 |
松阪市中万町尾タケ |
築城年・築城者・城主 |
不明 |
形式 |
居館 |
遺構 |
曲輪、土塁、空堀、井戸 |
規模 |
東西80m×南北70m程度 |
標高 24m 比高 0m |
書籍 |
三重の中世城館 松阪市遺跡地図 |
環境 |
松阪市中万町集落の北1Kmの尾タケ池東側にある丘陵地が館跡である。 |
櫛田川の1Km北に位置する。背後に孫川がある。東1Kmに神山城がある。 |
現地 |
館跡の北側を孫川が櫛田川に向かって東に流れる。遺構地はその川を背にして北側を高くし南側に向かって緩やかな傾斜を持つ。 |
区画も北側と東側の土塁がそれぞれ30m余り明瞭に残るが南側の一辺ははっきりしない。 |
一番下の区画に井戸跡が残る。 |
考察 |
土塁や空堀は敵への防御性より背後の孫川の増水や遺構内の湿気・排水対策のようにも見受けられる。南に向けての緩傾斜もその機能ではないかと思われる。 |
感想 |
館跡は松阪市教育委員会の遺跡地図において射原垣内(イハラカイト、垣内=荘園の古い言い回し )遺跡として同一範囲に示されていることから館と村が同時期にセットで存在していたと思われる。 |
館跡、村の存在、周辺の水田の様子、そして目と鼻の先の神山城の存在などから中世の荘園形態を想像することができる。 |
地図;
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